2021年9月中旬・午後15:00頃・晴れ
急な山道でヒカゲチョウ♀(Lethe sicelis)が翅を全開にして日光浴しながら乾いた地面を舐めていました。
ヒカゲチョウのミネラル摂取行動は初見です。
途中で口吻をクルクルとゼンマイのように縮めたものの、すぐにまた土舐めを再開。
日向で暑いのか、翅を半開きに立てるようになりました。
地面から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:23〜1:32)
先を急いでいた私は蝶が自発的に飛び立つまで待てず、帽子を投げつけて飛び立たせました。
翅の地味な色が山道の背景に対して見事な保護色になっており、飛ぶと見失いそうになります。
その山道を少し進むと、更に3頭の個体が同様に地面を舐めていました。
日陰でもミネラル摂取しています。
山道のこの区間の土壌は塩分が多く含まれているのでしょうか?
もしかすると野生動物が通りすがりに糞尿を排泄したのかもしれません。
日陰に居るせいか翅をしっかり閉じて土を舐めています。
翅表が見えないので、性別不明。
1頭は後翅の肛角付近が損傷している個体でした。
小さな眼状紋を狙って鳥がつついた跡(ビークマーク?)のようです。
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