2021/06/03

警戒声♪を発しながら飛び去るキジ♂(野鳥)

 

2021年3月下旬・午後14:35頃・晴れ

ようやく平地では田園地帯の根雪がほとんど溶けました。 
雪解け水で一時は田んぼが水浸しになったのですが、その水も乾きました。 
田んぼの端の休耕地をキジ♂(Phasianus versicolor)がゆっくり歩きながら地面を啄んでいました。 
早春の明るい陽光に照らされて、キジ♂の色鮮やかな羽毛がひときわ美しく輝いています。
キジ♂は地上採食しながらどんどんこちらに近づいてくるので、手前のフェンスの陰に隠れてしまいました。 
撮影アングルを確保したい私としては右に少しずれたいところです。 
しかし、下手に私が動くとキジ♂は警戒して逃げてしまうだろうと判断して、その場で腕を高く伸ばしてなんとか撮影を続けます。 

やはりキジ♂は私の存在に気づいたのか(あるいは通りかかった車に驚いたのか)、突然左に走り出すと、力強く羽ばたきながら短い助走で飛び立ちました。 
低空で飛びながらキョケーッ♪と鋭い警戒声を大声で何度も(6回)発しています。 
低空で左旋回しながら滑空し、民家の陰に姿を消しました。 
緊急の飛び立ちを1/5倍速のスローモーションでリプレイ。 

キジ♂の警戒声を声紋解析してみる? 
※ 動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 

『フィールドのための野鳥図鑑:野山の鳥』によると、キジ♂は飛び立つ時や飛翔中に「ケケッ、ケケッ」と鋭くたまに鳴くと書かれていました。

余談ですが、飛び去るキジ♂を流し撮りした際に、雪解けした左奥の田んぼに佇んでいるアオサギの姿が写っています。 
撮影中の私は気づきませんでした。 
用水路など水辺に居ないということは、アオサギは巣穴から出てくる野ネズミを待ち伏せしているのかもしれません。
冬の水田のあぜ道にアオサギが突っ立っていることがしばしばあり、いったい何をしているのかと思っていたのですが、哺乳類の研究者に「あれはネズミが穴から出てくるのを待っているんだ」と言われたことがありました。 (松原始『鳥類学者の目のツケドコロ』より引用)
1/5倍速のスローモーションでリプレイ。

早春の池に現れたヤマアカガエルとマツモムシは互いに捕食するか?

 

2021年3月中旬・午後13:50頃・晴れ
前回の記事:▶ 雪深い早春の池で背泳する越冬明けのマツモムシ
未だ残雪に覆われた山腹の池を3日後に再訪してみると、遂にヤマアカガエル(Rana ornativentris)が長い冬眠から目覚め、繁殖活動を始めていました。 
1匹のヤマアカガエル♂が日当たりの良い岸辺で水にじっと浸っています。 
産卵のために後からやって来る♀を待ち伏せして、いち早く抱接するためです。 
前脚は浅い水底に付け、大きく広げた後脚は水中に浮いています。 
鼻腔をスピスピと開閉させて鼻呼吸しています。 
眼球をときどき引っ込めるのは、水を飲んでいるのでしょうか。 (瞬きの代わり?)

しばらくすると、水面下をマツモムシ(Notonecta triguttata)が背泳ぎで近寄って来ました。 
ヤマアカガエルの背後から忍び寄ったように見えたので、もしかすると越冬明けで空腹のマツモムシはカエルを襲って吸汁するのかな?と期待しました。
ところが残念ながら、何事もなくマツモムシは離れて行きました。 
獲物として大き過ぎるのか、あるいは静止していたカエルの存在をマツモムシは認識できなかったのかもしれません。 
逆にヤマアカガエルがマツモムシを捕食することはあるのかな? 
マツモムシはアカガエルの目の前には行かなかったので、安全圏だったのでしょう。 

マツモムシの食性を調べても、カエルの成体を襲うとは書いてありませんでした。
肉食性である。小魚やオタマジャクシのような小型の水生脊椎動物、他の水生昆虫のような小型水生節足動物、水面に落下した昆虫などを捕らえ、針状の口吻を突き刺して消化液を送り込み、溶かした肉質を吸汁する(体外消化)。(wikipediaより引用)
その後もかなり長時間、この池でヤマアカガエルの繁殖行動を観察したのですけど、捕食行動は全く見られませんでした。 
繁殖期のヤマアカガエルはとにかく「食い気よりも色気」なのでしょう。 
産卵を済ませたヤマアカガエルは再び春まで冬眠するらしいので、凍結防止のため体内に消化物を入れたくない(食欲がない)のかもしれません。
一方、マツモムシの捕食行動は一度だけ観察できたのですが、その獲物は…。(映像公開予定)

2021/06/02

雁行陣を組んで塒に帰る白鳥の群れ(冬の野鳥)

 

2021年3月下旬・午後17:50頃・晴れ 

白鳥の群れが夕方の空を続々と北東に飛んで行きます。 
そろそろ越冬地から繁殖地への渡り(北帰)が始まる時期かもしれませんが、昼間の採餌場から集団塒に帰る途中だと思います。 
コハクチョウ(Cygnus columbianus bewickii)かオオハクチョウ(Cygnus cygnus)、見分けられませんでした。 
 8、8、7羽の群れがそれぞれV字型の雁行陣を組んで飛んでいました。 
意外と低く飛んでいるので、ちょっと驚きました。
白鳥は群れで飛びながらときどき鳴き交わすのですが、今回は動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げても鳴き声を聞き取れません。 

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