2021/05/05

ニホンアマガエルがジャンプをためらう理由とは?【HD動画&ハイスピード動画】

 

2020年8月上旬・午後12:15頃・くもり
前回の記事:▶ オオウバユリの花に集まり獲物を待ち伏せる3匹のニホンアマガエル
暗いスギ林の林床に咲いたオオウバユリの花の根元にくすんだ緑灰色のニホンアマガエル(Hyla japonica)が香箱座りしていました。 
訪花する虫などの獲物を待ち伏せしているのでしょう。
喉をひくひくと動かしていますが、すぐ横を流れる用水路の水音で鳴き声は聞き取れません。 
アマガエルの跳躍シーンを240-fpsのハイスピード動画で記録しようと何気なく撮り始めたら(@0:30〜)、意外にも大苦戦しました。 
私が指で何度もアマガエルの体に触れても尻を押しても、オオウバユリの花筒上を少し前進しただけで、なかなか跳び下りてくれません。 
「押すなよ、押すなよ、絶対に押すなよ」
 なんと、差し出した私の右手に跳び移ってよじ登り始めました。 
オオウバユリの花は揺れて足場が不安定だから跳ばないのかと思いきや、安定した私の手に移動してもしがみついたままです。 
幾らつついても、なかなか跳び下りてくれません。 
改めてカエルをオオウバユリの花筒に戻してやっても、どうしても真下には跳び下りたくないようです。 
またもや私の指に登ってしがみつきました。 

撮影に集中していた私は、カエルがジャンプを躊躇ったり嫌がったりする理由が初めさっぱり分かりませんでした。 
ニホンアマガエルはこの高さまで自力で登ったので、高さ自体を怖がるはずがありません。(高所恐怖症ではない)
どうやらすぐ下に流れる用水路に落ちることを怖がり、飛び降りるのを躊躇していのだと後で気づきました。 
水の流れが激しいので、カエルでも溺れそうと判断したのでしょうか。 
用水路の方ではなく逆向きに(安全な林床の方へ)跳ぶようしむけたら、アマガエルは躊躇せずにジャンプしたはずです。 
あるいは、下が速い流水ではなく池のような止水だったら問題なく跳んでくれたことでしょう。
ハイスピード動画の撮影には十分な光量が必要ですから、暗い林床の中で少しでも明るい溢れ日を求めた結果、たまたまこの撮影アングルになっただけなのです。 
木登りや泳ぎが得意なアマガエルにも跳び降りたくない「恐怖心」があることがよく分かりました。 
事情が分かってから映像を見直すと、用水路の流水を見下ろしているカエルは絶体絶命のピンチですね。 
最後は覚悟を決めて決死の大跳躍を決行しました。 
尻込みしていたニホンアマガエルがようやく跳んでくれたことに満足して私は動画撮影を終了してしまい、無事に用水路をギリギリ飛び越えたカエルの姿が動画に写っていません。 

【追記】
もう一つ別の可能性としては、せっかくオオウバユリの高い茎を苦労してよじ登ったのに獲物を待ち伏せする絶好のポイントを離れたくなかったのかもしれません。

2021/05/04

川面を流れるプラスチックゴミを食べようとするホシハジロ♂(冬の野鳥)

 

2021年1月上旬・午後13:20頃・雪 

激しく雪が降りしきる中、川面を下流に向って遊泳している1羽のホシハジロ♂(Aythya ferina)が細長いプラスチックの漂流ゴミに興味を示して試しに嘴で咥えました。 
幸い飲み込めないほど大きなゴミだったので、ホシハジロ♂はすぐに離して捨てました。 
消化できず危険なプラスチックのゴミを誤飲・誤食しなかったので安堵しました。 
逆に言うと、小さなゴミなら誤飲した可能性が高そうです。 

本来、ホシハジロは潜水ガモの仲間ですから、川面で採食すること自体珍しいです。 
実際に動画の後半ではホシハジロ♀が同じ川で潜水漁をする様子が写っています。 

今回は野鳥のくらしを脅かす深刻なプラスチック・ゴミ問題という切り口で紹介しましたが、カモ類は水面の漂流物(ゴミ)や流木などに付いた藻を食べることもあります。
▼関連記事
・池に浮かぶ流木に付いた藻を食べるコガモ♀(野鳥)

・水面に浮くスギの落葉をついばむカルガモ(冬の野鳥) 

タカサゴユリの花で採餌する謎のハナバチ♀【名前を教えて】

 

2020年9月上旬・午前10:30頃・晴れ

郊外の民家に面した道端の花壇に咲いた白百合で見慣れないハナバチ♀が訪花していました。 
正当訪花で採餌・集粉した後に身繕いしているのか、花筒の入口付近の花弁の内側に付着した花粉を舐めているようです。 
後脚の花粉籠は空荷でした。 
最後は軽く定位飛行してから飛び去ったので、しばらく待てば同一個体のハナバチがまた同じ白百合の花に戻ってきたかもしれません。 
映像でこのハナバチの名前が分かる方がいらっしゃいましたら教えてください。
私はどうも園芸植物の名前を調べるのが億劫で、虫との関わりで動画ネタにしたときに重い腰を上げて図鑑で調べるぐらいです。 
この白百合はタカサゴユリ(高砂百合)ですかね? 
細い葉が特徴的です。 
タカサゴユリは花弁に紫褐色の筋が入るのが普通らしいのですが、その筋が入らない品種もあるそうです。 
強い日差しの下で白百合を撮ったら白飛びしてしまいました。 

花好きがお住まいの民家のようで、ブロック塀と側溝との間の狭い地帯を花壇としていて、他にはアジサイやイモカタバミなどの花が咲いていました。

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