2021/03/23

モンキチョウ♂はサルビアの赤い花で吸蜜するか?

 

2020年7月中旬・午後16:30頃・晴れ 

道端の花壇に咲き誇るサルビア(スカーレットセージ)でモンキチョウ♂(Colias erate poliographus)が忙しなく訪花していました。 
シロチョウ科の蝶が赤い花に来るのは非常に珍しいと思い、慌てて撮り始めました。 
ただし個々の花に止まる時間が短く、本当に吸蜜したかどうか不明です。 
サルビアの花の構造は複雑で、長い花筒の奥に蜜腺が隠されています。 
1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみると、モンキチョウは花蜜の在り処や吸蜜法が分からなかったのではないかという気がします。 

サルビアの花壇を飛び回った挙げ句に最後はようやく葉裏に止まって落ち着きました。 
翅をしっかり閉じて休息しています。
 後翅の縁が少し破損した個体でした。

2021/03/22

ハナミズキの赤く熟した果実を食べるハシブトガラスの群れ(野鳥)

 

2020年10月下旬・午後15:30〜16:10・くもり
▼前回の記事 
街路樹ハナミズキの赤い実を食べるハシブトガラスの群れ(野鳥)
街路樹のハナミズキ(別名アメリカヤマボウシ)並木が見事に紅葉し、果実も赤く熟しました。 
その樹上にハシブトガラス(Corvus macrorhynchos)が群がって熟果を次々とついばんでいました。 
細い枝先にも進出して、危なっかしくバランスを取りながら赤い実を次々に採食します。 
街路樹の横の歩道を自転車で通りかかるヒトが来ると、ハシブトガラスは警戒して一時退散します。 

興味深いことに、赤い実を散々食べた後でハナミズキの枝葉を折り取って持ち去る個体がいました。(@6:13) 
1/5倍速のスローモーションでリプレイ。 
果実をお持ち帰り(テイクアウト)して、どこかに貯食するのでしょうか? 

最後にカラスの群れが居なくなってから、ハナミズキの紅葉した枝葉と赤い熟果および鱗状の樹皮のスナップショットを撮りました。

カラムシの葉を綴り中で繭を紡ぐフクラスズメ(蛾)終齢幼虫【100倍速映像】

 

フクラスズメ(蛾)の飼育記録#7

▼前回の記事 
カラムシの実を食すフクラスズメ(蛾)の終齢幼虫【10倍速映像】
2020年11月上旬

フクラスズメ(Arcte coerula)の終齢幼虫の食欲が無くなり、朝から休んでいるだけになりました。 
やがて食草のカラムシを離れて、盛んに徘徊するようになりました。 
食草に戻してやっても、しばらくすると再び自発的に落下しました。 
繭を作る場所を探しているようです。 

てっきり本種は地中に潜って営繭するのだと思っていた※ので、試しに植木鉢の土の上に幼虫を置いてみました。 


ところがなぜか落ち着かず、何度も植木鉢からの脱走を試みています。 
鉢植えの植物が枯れた後に放置したままだったのですが、中の土がカビ臭い(ドブ臭い)ことに気づきました。 
なるほどそれならフクラスズメ幼虫が嫌がるのも納得です。 

改めて庭の表土を新たに採取してきました。 
小石などを取り除いた後で、なるべくサラサラな土をすくって、プラスチックの豆腐パック容器に入れました。 
大きなプラスチック飼育容器の中に土と食草カラムシの残りも入れてやり、幼虫を一緒に閉じ込めてみましょう。 
土の中に潜るのが嫌なら、もしかしたら、カラムシの葉を綴って営繭用の巣を作るかも知れません。 
新鮮な土を入れた容器からフクラスズメの終齢幼虫は脱走し、カラムシの葉裏に隠れました。 

やがて予想通り、カラムシの葉を絹糸で綴り合わせて巣を作り始めたので、午後(15:50〜21:50)から微速度撮影してみました。 
100倍速の早回し映像をご覧ください。 
自身の周りに巣を作ると、次はその中で繭を紡いでいます。 
カラムシの葉でしっかりと包まれているので、中の様子が見えなくなってしまいました。 

日本人はカラムシの茎の繊維から織物を産み出して、一部地域の伝統的な特産物になっています。 
一方、フクラスズメという蛾の幼虫は、カラムシの葉や実を食べて育ち、絹糸で繭を紡ぎます。 
品種改良されたカイコのように、フクラスズメの繭からも絹糸を採取できたら面白そうです。 

※ 透明プラスチックの飼育容器越しに撮った不鮮明な映像なので、照明がプラスチックの表面に反射して被写体が見えにくかったです。 
それを解消するために、動画編集時に自動色調補正(イコライザー)を施しています。 
その副作用でフクラスズメ幼虫の色彩がどぎつく強調されてしまいました。 

同時期に飼育している別種の幼虫でも同じ日に異変が起きたので、記録するカメラのやり繰りが大変でした。
翌日、飼育容器の底で完成した繭を手に取って見ました。 
繭を手で持ってひっくり返しても、中で幼虫や前蛹が暴れる振動は感じませんでした。 
方眼紙に巣を載せて採寸します。 

フクラスズメは成虫越冬なので、今年中に羽化するはずです。 
ところが、待てど暮せど成虫が羽化してくれません。 
冬が終わり春になっても未だに羽化しませんでした。 
体内寄生されて死んだのかもしれません。 
寄主から脱出した寄生者が飼育容器の蓋のスリットの隙間から逃げてしまったとしたら、私はそれを完全に見逃したことになります。 
繭を密閉容器に入れておくべきでしたが、寄生された兆候が全く無かったのです。 
繭を温かい室内に放置したまま越冬させるのではなく、寒い外気に晒すべきだったかもしれません。
あるいは、営繭の直前の幼虫を私がカビの生えた土に触れさせたせいでカビに感染して死んでしまったのでしょうか?

シリーズ完? 

↓【おまけの動画】 
同じ素材で早回し速度を落とした50倍速およびオリジナルの10倍速映像をブログ限定で公開しておきます。 

 

 

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