2021/03/12

秋の草地で立ちすくむニホンカモシカ

 

2020年11月上旬・午後15:55頃・くもり 

山麓の草地で久しぶりにニホンカモシカCapricornis crispus)と出会いました。 
何かを採食していたカモシカも私が歩く物音に気づき、立ったままこちらを正面からじっと見つめています。 
口元から食べかけの草が少しはみ出しています。 
採食メニューは不明ですが、カモシカの手前にはキンエノコロの群落が見えます。 
しばらくするとカモシカはモグモグと咀嚼し始め、口から涎が垂れました。 

薄暗い夕暮れ時なので、画質が粗いです。 
背後に見える里山の雑木林は黄葉しています。 
近くの森からキツツキの鳴き声♪が聞こえます。 

カモシカの周囲を蚊柱が群飛しています。 
耳をときどきプルプルと大きく震わせて、蚊を追い払っています。 
外耳の縁は無傷で、個体識別できそうな特徴がありません。 
ときどき脇腹の筋肉をピクピクと器用に動かしているのも、蚊に刺されないように追い払っているのでしょう。 

やがてカモシカは横を向いて、画面右の水路にゆっくりと歩み寄りました。 
そのまま水路を飛び越えて山林に逃げ込むのかと予想しました。 
黙って長撮りしている私に業を煮やしたのか、カモシカは鼻息を荒げて威嚇してきました。 
腹式呼吸(肋骨および横隔膜を急激に収縮)で勢い良く鼻息を発していることが分かります。
それでも私が無反応なので、ニホンカモシカは身を翻して林道を走り去りました。 

警戒を解いて草地で採食を再開してくれるのではないかと期待したのですが、残念ながら逃げられてしまいました。 

私も急いで追いかけると、すぐにカモシカと再会できました。 
林道で立ち止まり、こちらを振り返って見ています。 
鼻息威嚇♪を繰り返し、走り去りました。 
後ろ姿の股間を見ても、いつものようにカモシカは外性器がよく分からず、性別不明です。

 

ベニバナボロギク?の茎を食べる褐色型のナシケンモン(蛾)幼虫a

 

2020年10月下旬・午後14:35頃・くもり 

平地の農道沿いの草むらで褐色型のナシケンモンViminia rumicis)の幼虫を見つけました。 
枯れた草本植物をほとんど食べ尽くし、残った固そうな茎を齧っています。 
隣にベニバナボロギクの花が咲いていたので、おそらくその茎だろうと思います。
▼関連記事(同日に近くで撮影) 
ベニバナボロギクの葉を食べるナシケンモン(蛾)終齢幼虫b

2021/03/11

♀1♂2で交尾するコカマキリを見つけたが…

 

2020年10月下旬・午後15:25頃・くもり 

農村部の舗装路で3匹のコカマキリ♀♂(Statilia maculata)を発見。 
交尾中の♀♂ペアにあぶれ♂が干渉しているようです。 
交尾ペアをよく見ると、マウントしてるだけで交尾器は結合していません。 
コカマキリは体色が多型です。 今回の♀は緑色型、♂は薄い黄土色と焦げ茶色の2匹でした。 飼育下ならともかく、野外で交尾干渉を観察できる機会は滅多にないのに、ここで無念にもカメラのバッテリーが切れてしまいました。 
私が急いでバッテリー交換している間に、コカマキリのあぶれ♂は交尾ペアから離れてしまいました。 
♂同士の争い(♀の争奪戦)がどのように決着が付いたのか、見届けられずに残念でした。 

もう一度再現してくれないかと、強制的にあぶれ♂を交尾ペアにしつこく近づけても、互いに怖がって逃げ回るばかりで二度と♀に交尾を挑もうとしませんでした。 
今思えば、カマキリ♂は下手に正面から♀に近づくと共食いされる恐れがあるので、♀の背後から慎重に近づかないと安全に交尾できません。 
そのため、♀の傍で♂同士の争いは淡白なのかもしれません。 
遂には、♀は♂を背負ったまま自発的に私の手から路上に飛び降りました。 

交尾ペアに対して一番の「お邪魔虫」は私でしたね。 
道に車が来るのではないかと気が気でなくて、雑で散漫な撮影になってしまいました…。 
カメラのバッテリーをもっと早く交換しておくべきだったと、つくづく悔やまれます。 




 

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