2019年8月下旬・午前10:46
▼前回の記事
スギゴケ?の上で連結打空産卵するノシメトンボ♀♂【HD動画&ハイスピード動画】
湿地帯のスギゴケ上空で連結打水産卵するノシメトンボ♀♂(Sympetrum infuscatum)を240-fpsのハイスピード動画で撮っていたら、興味深いカップルがいました。
♀がほとんど羽ばたいていないのです。
良く言えば省エネ飛行と言えるかもしれません。
しかし♂の負担が増しているはずです。
♀のやる気が無いのか、早くこの♂と別れたくて(ペアを解消したい)サボタージュしているのでしょうか?
それとも産む卵が体内に残っていないのかな?
ところが、スローモーション映像をじっくり見直すと、♀の腹端から白い卵がひと粒ずつ正常に投下されていました。
このノシメトンボ♀は、疲労や空腹で弱っている個体なのかもしれません。
つづく→連結打空産卵するノシメトンボ♀♂ペアとあぶれ♂の小競り合い【HD動画&ハイスピード動画】
2019年8月下旬・午後11:55頃
川の堤防沿いの工場地帯で3羽のキジバト(Streptopelia orientalis)が電線に止まっていました。
初めは同じ電線に左から順に♀β、♀α、♂が並んでいました。
(キジバトは雌雄同色ですが、この後に繰り広げる行動から性別を推定しました。)
右端の♂が鳩胸を膨らませ、左隣の♀αにお辞儀を繰り返しています。(求愛誇示行動)
しかし♀αは♂を見向きもしないで、♂から離れようと電線上を少しずつ歩いています。
♂は首を曲げて自分で羽繕いしました。
これも♀αへのアピールなのかな?
脈が無いと悟った♂は諦めて電線から飛び立つと、少し離れた♀βのところへ移動しました。
ところが♂が節操無く次の♀に求愛する前に、嫌がる♀βは飛んで逃げてしまいました。
♂はしつこく♀βを追いかけて飛び立ったものの、思い直したように引き返し、細長いアンテナに止まりました。
空中ですれ違ったスズメに気を取られたのかもしれません。
電線には先程の♀αが未だ居残っています。
せっかく両手に花のミニ・ハーレム状態だったのに、なんとも求愛の下手糞なキジバト♂でした。
(そりゃ♀に振られるわなー。)
※ 逆光気味なので、動画編集時に彩度を上げました。
飛翔シーンを1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
▼関連記事
・キジバト♀♂の求愛拒否(野鳥)
・堤防で求愛・採食するキジバトの♀♂ペア(野鳥)
・キジバト(野鳥)の交尾と三角関係 (今回とは異なり♂2♀1の3羽)
|
キジバト♀♂@電線+求愛誇示 |