2019/12/30

倒木に腰掛け体を掻くニホンザル



2019年7月下旬・午後7:45頃

野生ニホンザルMacaca fuscata fuscata)が林縁の倒木に座って右腿をポリポリ掻いていました。
私に気づくと警戒して山林へ移動し身を隠しました。


ニホンザル@倒木

休息中に口吻を伸縮運動するジャノメチョウ



2019年8月下旬・午後13:12

河畔林の林縁でジャノメチョウMinois dryas bipunctata)が何か蔓植物(種名不詳)の葉に止まっていました。
直射日光は当たっていないのですが、翅を全開にして休んでいました。

ゼンマイ状の口吻をクルクルと伸縮させている行動が興味深く思いました。
葉に水滴や鳥の糞などは付いておらず、このジャノメチョウは葉の表面を舐めているのではありません。
蝶は羽化直後の成虫が似たような行動をして元々は2本に別れていた口吻を1本のストロー状に結合するのですが、この個体は翅が擦れていますし羽化直後ではありません。
もしかすると口吻に水分を少し吐き戻してから伸縮させ、気化熱で口元から体温を冷やしているのかな?と妄想を逞しくしてみました。
これを検証するために、解像度の高いサーモグラフィカメラで動画を撮ってみたいところです。

▼関連記事(1年前の撮影)
イチモンジセセリ?の舌舐めずり

急に前脚で顔(複眼?)を猛烈に拭ってから、飛び立ちました。
飛び去る瞬間の様子を1/5倍速のスローモーションでまずはご覧ください。


ジャノメチョウ@?葉上+口吻伸縮+身繕い

2019/12/29

離着陸を繰り返すオナガサナエ成熟♀【HD動画&ハイスピード動画】



2019年8月下旬・午後14:00頃

川から少し離れた堤防上の路肩で見慣れないトンボが枯草の茎の天辺に静止していました。
図鑑で調べてみると、オナガサナエMelligomphus viridicostus)の成熟♀でした。
頭部をグリグリと動かし、辺りを油断なく見張っています。
ここで縄張りを張り、餌となる小さな昆虫が飛来するのを待ち伏せているようです。

飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画に切り替えてみました。(@0:16〜)
首をねじってから、その方向に力強く羽ばたいて離陸しました。
すぐに左へ急旋回し、同じ枯れ茎に舞い戻って来ました。
着陸の寸前まで脚を胴体に縮めていることが分かります。
止まる向きも同じでした。
空中での狩りは失敗だったようで、獲物は捕らえていませんでした。

次はカメラを三脚に固定してハイスピード動画を撮りながら、私がトンボに近づいて飛び立たせました。
オナガサナエ♀は前方に急速発進して逃げ、少し離れた笹の葉に止まり直しました。

しつこく同一個体の撮影を続けます。
ハイスピード動画を撮りながら、笹を揺らして強制的に飛び立たせてみました。
するとオナガサナエ♀はすぐ隣の葉先に止まり直しました。



つづく→警戒心の薄い鈍感なオナガサナエ成熟♀【ハイスピード動画】

オナガサナエ成熟♀c@枯茎天辺
オナガサナエ成熟♀c@枯茎天辺

オナガサナエ成熟♀c@笹葉

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