2019/11/24

ミズキの果実を食べるニホンザルの群れ



2019年7月下旬・午前6:15〜6:25

山麓のミズキ樹上に早朝からニホンザル(Macaca fuscata fuscata)の群れが集まって採食していました。
複数個体が樹上に散開して、黒く熟した果実を選んで次々に手で摘み取って食べています。
ミズキの実を頬張ってモグモグしている唇が果汁で黒く染まっています。

ミズキの果実はモモなどと同じく核果と呼ばれ、果肉の中には硬くて大きな種子が含まれています。
ニホンザルはミズキの核果を丸ごと食べるので、硬い種子をコリコリとかじる音が微かに聞こえます。
猿が食べているミズキの果実は、必ずしも黒く熟したものばかりではないことに気づきました。
未熟果は渋い気がするのですけど、中に硬い種子が無い方が食べやすくて好みだという個体もいるのかな?

枝を曲げたり折り取ったりして手元に引き寄せてから実を採食することもあります。
しかし実を完食する前に折り取った枝を惜しげもなく地面に落としてしまいます。



▼関連記事(4年前に別の里山で撮影)
ミズキの実を採食するニホンザルの群れ


樹上で採食していた1頭が急に勢いよく樹冠に登り、枝揺すりの誇示行動を披露しました。(@2:38)
木の下でしつこく撮り続ける私に苛立って威嚇してきたのでしょう。
ニホンザルは樹上だとヒトに対して優位に立てると自信があるのか、結構近くで撮っても私を恐れている様子はありません。



つづく→路上でミズキの落枝を拾い実を食べるニホンザル♂(左切れ耳)

ニホンザル@ミズキ樹上+果実採食
ニホンザル@ミズキ樹上+果実採食

2019/11/23

トウモロコシ畑を守る鳥害対策グッズ類



2019年7月中〜下旬(同じ場所で2回に分けて撮った映像をまとめました)

トウモロコシ畑の上を鳥害対策の凧が風で揺れていました。
最近ではホームセンターでも売っていてすっかり普及した、タカ型の鳥追いカイトです。
期待通りの防鳥効果はあるのでしょうか?
馴れが生じてしまえばせっかく実ったトウモロコシを鳥に食害されてしまうのは時間の問題です。

カメラを右上にパンすると、電線に1羽のキジバト(Streptopelia orientalis)が止まり、トウモロコシ畑を虎視眈々と見下ろしていました。
キジバトは種子食性ですから、きっとトウモロコシが大好物でしょう。
電線上で方向転換した直後に黒っぽい丸い固形糞をポトリと排泄しました(@0:28)。
キジバトがトウモロコシ畑に降りて食害するシーンを撮影したかったのですが、キジバトは警戒心が強いので、おそらくブラインドに隠れないと無理そうです。
実はキジバトの他にもハシボソガラスとスズメもトウモロコシ畑の近くまで来ていました。(映像なし)

4日後に同じ現場(トウモロコシ畑)を再訪すると、鳥追いカイトの設置場所が少し変更していました。
鳥に対して馴れが生じないように、こうした地道な工夫が大切です。
更に別の鳥害対策グッズが追加されていました。
黒いカラスのプラスチック模型が吊り下げられていました。
模型の形状をよく見ると、ハシボソガラスではなくハシブトガラスがモデルになっているようです。
風が吹いても模型は重くてほとんど動かないので、これだけでは案山子としての効き目は薄いでしょう。
黒いビニールの切れ端がカラスの模型に縛り付けられ、風になびいていました。
それでも近くでスズメの群れがチュンチュン♪鳴いています。(姿は見えず)

鳥害対策は野鳥と農家の絶え間ない知恵比べです。
様々なタイプの防鳥グッズを組み合わせて使うことが有効とされています。
実際にこのトウモロコシ畑の農家さんは毎年あの手この手で涙ぐましい工夫をされているようです。
例えば2年前には防鳥ネットが張られていました。
▼関連記事(2年前の撮影)
トウモロコシ畑で雄花を啄むスズメの群れ(野鳥)


余談ですが、日没前の西日に照らされトウモロコシ畑の上空に大きな虹がかかっていました。
夕立も降っていないのに、虹が出ているのは不思議でした。(局所的に雨が降ったのかな?)
動画の彩度を上げたら外側にもう一つの虹が薄っすらと架かっていました。
(正式な名称を知りませんが、二重の虹です。)


【追記】
2020/10/31付の山形新聞の記事によると、
内側の主虹(しゅにじ)はくっきり、外側の副虹(ふくにじ)はうっすらとしていた。(中略)虹は太陽光が空気中の水滴(雨粒)で屈折、反射して起きる現象。二重の虹の主虹は太陽光が水滴内で1回反射、副虹は2回反射して現れる。

【追記2】
2022/10/08 17:31 ウェザーニュース「東北でダブルレインボー 雨の後に二重の虹が出現」によると、
濃くはっきり見えるものを「主虹」、その外側に見える色の並びが反対の虹を「副虹」といいます。

よく見ると主虹の内側が明るく、主虹と副虹の間が暗く、副虹の外側がやや明るく見えるのがわかります。主虹と副虹の間の暗く見える部分は「アレキサンダーの暗帯」と呼ばれます。


鳥よけグッズ:カラス模型(野鳥)+黒ビニール袋@トウモロコシ畑
鳥追いカイト(タカ型)(野鳥)@トウモロコシ畑

飛べ!オオニジュウヤホシテントウ



2019年8月上旬

川沿いのコンクリート護岸に繁茂するクズの葉の上でオオニジュウヤホシテントウ(Henosepilachna vigintioctopunctata)がウロウロと徘徊していました。
クズ(マメ科)はオオニジュウヤホシテントウの食草(ナス科、ウリ科)ではありません。

この個体はなぜか後翅をしっかり畳んでおらず、先端を
はみ出したまま歩き回っています。
風で揺れるクズの葉の上で何度か翅を開きかけては止めました。
今にも飛び立ちそうなので、動画に撮ってみましょう。
すると予想通り、オオニジュウヤホシテントウはクズの葉縁で立ち止まると鞘翅をパカッと広げて後翅を羽ばたかせると、こちらに向かって飛んで来ました。
飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。


オオニジュウヤホシテントウ@クズ葉

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