2018/04/15

睡蓮の葉で翅を開閉誇示するハグロトンボ♂



2017年7月下旬

白いスイレンの花が咲いていた池でハグロトンボ♀(Calopteryx atrata)が葉に止まって翅を開閉していました。
ハグロトンボが地上で翅を繰り返し開閉するのは、縄張りを主張する誇示行動なのだそうです。
ちょっとフォトジェニックな映像になりました。
一向に飛び立つ気配がありません。

『日本のトンボ』でハグロトンボの習性を調べると、
成熟♂は日中、川辺の植物や石に静止して縄張り占有する。気温の高い日には、時おり翅をパッと開く。 (p47より引用)

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ハスの葉で翅を開閉誇示するハグロトンボ♀

【追記】
新井裕『トンボの不思議』によれば、
羽は体温保持とも関係していそうだ。羽を閉じていた方が熱を逃がしにくいだろうが、太陽熱で体を温めるためには、羽を開いて受光量を増やした方がよいかも知れない。盛夏時に活動するハグロトンボは、止まっているときに頻繁に羽をぱっと開いてすぐ閉じる動作を繰り返す。私は、この動作は上昇した体の熱を放出しているのではないかと想像している。(p68より引用)
この説は初耳で面白かったので、忘れないように抜き書きしておきます。 
サーモグラフィカメラで動画撮影してみたら面白そうです。 

キヅタの花蜜を吸うキイロスズメバチ♀



2017年9月中旬

駐車場の隅のブロック塀を覆い尽くしたキヅタ(別名フユヅタ)のマント群落で、数は少ないながらもキイロスズメバチVespa simillima xanthoptera)のワーカー♀も訪花していました。

雄性期の花で吸蜜しています。
キヅタは雄しべが先に成熟する雄性先熟の植物です。
雄花からも花蜜が分泌されるのですね。
先ほど見たヒメスズメバチ♂がキヅタの雌花でばかり吸蜜していたのと対照的です。
吸蜜中のキイロスズメバチ♀は近くにハエが来ていても追い払ったり狩ったりしませんでした。


キイロスズメバチ♀@キヅタ訪花吸蜜
キイロスズメバチ♀@キヅタ訪花吸蜜

2018/04/14

ガードレールの枯れ蔓に初期巣を作るキアシナガバチ創設女王



2016年5月上旬・午前8:48〜9:01

平地の池に近いガードレールを前の年に覆い尽くしたクズの蔓が枯れたまま残っていました。
そこにキアシナガバチPolistes rothneyi)の創設女王が営巣していました。
巣盤の外縁部に新しい巣材(天然パルプ)を大顎で薄く引き伸ばしながら付け足して育房を増設しています。
ガードレールの南東面に営巣していたのは、やはり日当たり良好な物件を作っているのでしょう。

巣材を使い切って一仕事を終えると、女王様は巣盤の天井部に登り身繕い。
少し休んだだけでもう巣から飛び立ち、次の巣材を集めに出かけました。

しばらくすると、女王蜂が巣材集めから帰巣しました。
巣材をどこで採取してきたのかは不明です。
黒っぽいパルプの団子を噛みほぐすと、前回とは違う育房をせっせとこしらえています。
ガードレールに絡み合ったクズの蔓が邪魔で、思うように撮影アングルを確保できず、苦労しました。
育房内に産卵済みだと思われますが、その写真も撮れませんでした。
(こういうときは手鏡があれば便利なのですけど、あいにく持っていませんでした。)


このガードレールには他にも別の種類のアシナガバチ創設女王が営巣していました。(コアシナガバチフタモンアシナガバチ



キアシナガバチ創設女王@初期巣:ガードレール枯蔓+育房増設
キアシナガバチ創設女王@初期巣:ガードレール枯蔓+育房増設
キアシナガバチ創設女王@初期巣:ガードレール枯蔓+育房増設
キアシナガバチ創設女王@初期巣:ガードレール枯蔓+休息
キアシナガバチ初期巣:ガードレール枯蔓
キアシナガバチ初期巣:ガードレール枯蔓・全景
キアシナガバチ初期巣:ガードレール枯蔓・全景

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