2015/07/02

死んだムクドリ(野鳥)に群がるミドリキンバエ



2015年6月上旬

堤防の階段にムクドリSturnus cineraceus)の死骸が一羽転がっていました。
羽根の黒色が薄いので若鳥(巣立ち雛)なのかな?
成鳥でも死後は血の気が引いて褪色する、なんてことはないですよね?

丁度樹の下だったので、樹上の巣から落鳥したのかと探してみたものの、巣は見当たりませんでした。
死骸に外傷や出血は認められず、死因は不明です。
鳥インフルエンザの流行は最近とんと聞きません。
バードストライクやロードキル(交通事故の轢死体)を誰かが道端から投げ捨て、たまたまここに落ちたのかもしれません。
巣立ち雛が何か有毒植物を誤って食してしまった(食中毒)という可能性も考えられます。
解剖して胃内容物を調べたら空腹による餓死ではありませんでした。(詳細は別の記事に書きます)



写真に撮りつつ死骸を裏返したら緑色の美しい(ミドリ)キンバエが数匹、死臭を嗅ぎつけて飛来しました。(※追記参照)
開いたままの眼球に興味を示しました。
♀が産卵(産仔)しに来たのかもしれません。
(ハエの種名は全然まじめに検討してません。)

ムクドリの死骸をどうするか迷いました。
現場に放置して生物分解される様子を定点観察したかったのですが、檻にでも入れない限り野生動物にすぐ持ち去られそうなので却下。
頭骨標本作りのために持ち帰りました。
つづく



※【追記】
大園享司『生き物はどのように土にかえるのか: 動植物の死骸をめぐる分解の生物学』によると、
動物のからだを構成する細胞は、酸素が不足すると、細胞自身のもつ酵素のはたらきによって分解しはじめます。これが、自己消化です。(中略)自己消化は、死後数分のうちに始まります。自己消化が始まるのとほぼ同じタイミングで、クロバエやニクバエが遺体に飛来して卵を産みはじめます。 (p37より引用)

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クリオオアブラムシの甘露を舐めるモンスズメバチ♀



2015年6月上旬

平地に植えられたクリの木で夕方、複数のモンスズメバチ♀(Vespa crabro flavofasciata)が飛び回っていました。
時期的に単独営巣期の創設女王と思われます。
未だ開花していないのに獲物が多い狩場なのか?と不思議に思い見ていると謎が解けました。
獲物の探索飛翔にしては、のんびりしています。
クリオオアブラムシLachnus tropicalis)と思しき黒いアブラムシがクリの小枝にびっしりと密集していて、モンスズメバチ♀はその直下の葉に止まっています。
アブラムシが排泄した甘露を舐めに来たのでしょう。
最後は入れ替わりでコガタスズメバチ♀(Vespa analis insuralis)が登場しました。
喧嘩にはならず、先客のモンスズメバチ♀は逃げました。

多数のハエも枝に止まっているので、やはり甘い汁が目当てなのでしょう。
枝を歩くナミテントウは、アブラムシを捕食しに来たようです。
ちょっとした食物連鎖の生態系が垣間見れました。



2015/07/01

アメリカザリガニの死骸に群がるクロヤマアリ♀【微速度撮影】



2015年6月上旬

堤防の階段に死んだアメリカザリガニProcambarus clarkii)の上半身だけが転がっていました。(
頭部、ハサミと脚1対)
近所の子供がザリガニ釣りをした後なのか、それともタヌキや野鳥の食べ残しですかね?

クロヤマアリFormica japonica)のワーカー♀がザリガニの死骸に群がっていました。
肉片を持ち去る解体ショーが見られそうだと思い、三脚を立て10倍速の微速度撮影してみました。
大きさを比較するために一円玉を並べて置きました。

アリは死骸の切り口から潜り込んで屍肉を食い荒らしているようです。
小さな白い肉片を咥えて持ち去るアリを見かけたのですけど、早回し映像では撮れていませんでした。
アリの行列はできていないので、アリ自身もそれほど魅力的な餌場とは評価していないようです。
もしかすると、祭りの後なのかもしれません。
甲羅の上で時間をかけてのんびり身繕いしている個体がいます。
同じ巣から来た2匹が出会うと口づけの挨拶を交わします(栄養交換?)

劇的に面白い展開にこそなりませんでしたが、遅い昼飯を食べるついでに撮ったネタです。


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