2014年9月中旬
水辺に生えた柳(種名不詳)の灌木でコムラサキ(Apatura metis substituta)が葉に乗って翅を休めていました。
翅表に光沢がないので、おそらく♀だと思います。
構造色の光沢は見る角度によって変わるので、今回は性別判定にあまり自信がありません…。
少し高い枝の葉に止まっていたため、腕を目一杯伸ばしカメラのバリアングルLCDを見ながら撮影しました。
柳はコムラサキ幼虫の食草なので、もしかすると♀が葉に産卵しているのかと期待しました。
しかし、翅を半開きで日光浴しているだけでした。
コムラサキを9月に見るのは初めてかもしれません。
2014年9月中旬
砂利が敷かれた農道でショウリョウバッタ♀(Acrida cinerea)の死骸にクロヤマアリ(Formica japonica)のワーカー♀が群がっていました。
おそらく車に轢かれたのでしょう(ロードキル)。
ショウリョウバッタ成体♀の破裂した腹部から黄色い卵が漏れ出ています。
解体しないと運べない大きさです。
1匹のアリが内臓を咥えて力任せに引っ張るとゴムのように伸びました。
そのまま引きちぎって巣に運搬開始。
時間があれば解体ショーを微速度撮影してみたかったのですが、先を急ぎます。
それにしても、立派なショウリョウバッタを見るのはすごい久しぶりでした。
子供の頃は原っぱでよく見かけたのですけど。