2013/07/24
木苺に訪花するビロウドツリアブの羽ばたき【ハイスピード動画】
2013年6月上旬
山腹の下草でビロウドツリアブ(Bombylius major)が木苺の群落に訪花していました。
高速の羽ばたきや飛び立ちを240-fpsのハイスピード動画に撮ってみました。
長い口吻を白い花に差し込んで花蜜を吸っている間もしばらくは羽ばたき続けていますが、足は葉に着陸しているのでホバリング飛翔とは言えませんね。
飛んで隣の花に移動しました。
やがて羽ばたきが止まり、吸蜜に専念しています。
最後は再び羽ばたいて飛び去りました。
キイチゴ類の見分け方には疎いのですけど、この花はクマイチゴでしょうか?
Labels:
アブ・ハエ・カ・ガガンボ(双翅目),
スローモーション,
飛翔,
訪花
2013/07/23
キリウジガガンボ♀の打水産卵
2013年6月中旬
里山の渓流でまるでトンボのように飛びながら浅い流水に腹端をちょんちょんと付けて打水産卵する虫が居ました。
ハイスピード動画に切り替えるどころか虫体にピントを合わせる余裕もなくすぐに飛び去ってしまいました。
一瞬の産卵シーンを1/8倍速のスローモーションに加工してリプレイしてみます。
初めはトンボかと思いきや、飛んだ先を目で追い渓流横の草むらに止まったところでガガンボの一種と判明。
同定用の写真はストロボを焚いて遠目から1枚撮っただけで逃げられてしまいました。
胸部が黒く、日本最大のガガンボらしい。
幼虫は水生で腐食物などを食べるそうです。
ネット検索でヒットした「河川生態ナレッジデータベース」というサイトによると、
ミカドガガンボの幼虫は山地の湧水や渓流付近の土砂の中にすんでいる。
ガガンボの産卵を動画に撮ったのはこれが二度目です。
5年前は林道で歩きながら湿地に挿泥産卵していました(種名不詳:素人目にはなんとなくキリウジガガンボかな?)。
今回のガガンボとは産卵行動が明らかに違いますね。
ガガンボもトンボのように種類によって産卵場所や産卵様式が違ってくるのでしょうか。
【追記】
昔は当てずっぽうで無茶苦茶な誤同定をしていて、お恥ずかしい限りです。
Labels:
アブ・ハエ・カ・ガガンボ(双翅目),
産卵
ニホンミツバチの匂い扇風?
2013年6月中旬・天気:小雨
コンクリートの電柱の内部に営巣したニホンミツバチ(Apis cerana japonica)の定点観察です。
巣口として使われているネジ穴の直径は18mm、地上から高さ130cm、穴の方角は北向き。
昨年秋にキイロスズメバチに襲われコロニーが全滅崩壊したかと案じていたのですが、無事に越冬したようです。
巣口に出入りする蜂の他に、電柱に多数の蜂が止まっています。
時期的に結婚飛行や分封(巣別れ)の準備なのでしょうか?
映像をよく見ると、集まったワーカーが電柱にしがみ付いたまま激しく羽ばたいています。
巣内を冷やす扇風行動だとしたら、ミツバチでは初見です。
しかし、巣口から離れた場所でいくら羽ばたいても巣内に風は入らないはずで、冷却効果は期待できそうにありません。
ましてや電柱全体を冷やそうとするのは徒労でしかありません(焼け石に水)。
残念ながら現場ではこの行動に気づかなかったため気温を測りませんでしたが、小雨が降っており体感ではそれほど暑くありませんでした。
それよりも撮影中は巣口の右に小さく固まった小集団が♂ではないかと思い込み、そちらに気を取られていました。(写真を見直すと実際はワーカー♀でした。)
【追記】
映像を見直すと、全身が黒っぽい雄蜂♂が数匹、巣に出入りしていることに気づきました。
後日、セイヨウミツバチの養蜂を扱った本『カラー自然シリーズ41:ミツバチ』p19を読んでいたら、別の解釈があることを知りました。
働き蜂は、腹部の最後の節に匂いの出る腺(ナサノフ腺)をもっています。匂いを出す時、働き蜂は節を下に曲げて、この腺を開きます。巣の入口で羽を震わせて風を送ると、匂いは後ろの方へ流れていきます。こうした行動は、なにかの拍子で巣の入口の近くに、なかまがたくさんふり落とされたとき、よく見られます。更にインターネット検索で見つけた「ナサノフ腺フェロモンの使用法」PDFファイルによれば、
群が事故で無王になった場合、処女王が交尾に外界に出た時などは、これをうまく呼び返そうとして盛んにする行動である。また空中移動中の分封群が集結し始める時、先に到着した蜂が他の蜂を引き寄せるためにこの「におい旋風」をする。
つまり巣を冷やすための扇風行動ではなく匂い扇風だとしたら、巣から落ちた若い蜂に巣の場所を教え誘導するため門番がフェロモンを放出していた可能性があります。
あるいは結婚飛行に出た新女王を巣に呼び戻そうとしていたのかもしれません。
それとも独立した分封群がこの電柱に去年全滅した古巣を見つけて再利用しようと集まっているところなのでしょうか。
定点観察で後日、巣内を冷やすための純然たる扇風行動も別に観察しています。
つづく→「ニホンミツバチ♀の巣を冷やす扇風行動【ハイスピード動画】」
| 巣口の右下で身を寄せ合うワーカー♀の群れ |
登録:
投稿 (Atom)