2013/07/23

ミカドガガンボ♀?の打水産卵



2013年6月中旬

里山の渓流でまるでトンボのように飛びながら浅い流水に腹端をちょんちょんと付けて打水産卵する虫が居ました。
ハイスピード動画に切り替えるどころか虫体にピントを合わせる余裕もなくすぐに飛び去ってしまいました。
一瞬の産卵シーンを1/8倍速のスローモーションに加工してリプレイしてみます。
初めはトンボかと思いきや、飛んだ先を目で追い渓流横の草むらに止まったところでガガンボの一種と判明。
同定用の写真はストロボを焚いて遠目から1枚撮っただけで逃げられてしまいました。
ミカドガガンボ♀(Holorusia mikado)でしょうか?
胸部が黒く、日本最大のガガンボらしい。
幼虫は水生で腐食物などを食べるそうです。
ネット検索でヒットした「河川生態ナレッジデータベース」というサイトによると、

ミカドガガンボの幼虫は山地の湧水や渓流付近の土砂の中にすんでいる。

ガガンボの産卵を動画に撮ったのはこれが二度目です。
5年前は林道で歩きながら湿地に挿泥産卵していました(種名不詳:素人目にはなんとなくキリウジガガンボかな?)。
今回のガガンボとは産卵行動が明らかに違いますね。
ガガンボもトンボのように種類によって産卵場所や産卵様式が違ってくるのでしょうか。



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