2013/02/22

ニホンザル子猿同士のマウント行動



2012年8月下旬

山裾の水路沿いを野生ニホンザル(Macaca fuscata)の群れが遊動してきました。
水路の縁に腰を下ろした母猿が子猿に授乳しています。
カメラを警戒したのか、母猿が立ち上がると森へ逃げ込みました。
兄弟?の子猿2頭が後に残されました。
幼い子猿へおませな兄?が背後からマウントを繰り返しました。
すると幼い子猿を迎えに戻って来た母猿が兄猿から奪い取り、腰に乗せて森へ連れ帰りました。
どうしても母猿の行動を擬人化して見てしまい(「こらっ! うちの子に何するのよ!」)、苦笑を禁じえませんでした。
後続の成獣1頭も私を避けるように茂みへ迂回しました。

さて、子猿同士のマウント行動はどのように考えたらよいのでしょうか?
股間を擦りつけているだけでペルヴィック・スラスト(腰振り)を伴っていない…ですよね?
子猿同士の無邪気な遊びなのか、周りの成獣を模倣し優位行動の萌芽なのでしょうか?
注意すべきは、年長の子猿が必ずしも♂だったとは限りません。(私には外見から子猿の性別が見分けられません)

『ニホンザル行動論ノート』p24「馬のり論序説」によると、子猿のマウンティングには性別による違いがあるそうです。

1〜2歳の頃に、あかんぼうをつかまえて遊びの対象にする場合でも、♂の子供と♀の子供とでは、あかんぼうの扱い方がかなり異なる。♂の子供が、後ろからあかんぼうを捕まえては、押しつぶすような馬乗りをしようとするのに反し、♀の子どもは、自ら上体を立てて抱きすくめるようにあかんぼうを抱える姿勢をとることが多い。
この記述に従えば、今回マウントした年長の子猿はやはり♂だったのかもしれません。



ナナホシシマバエ♀:翅紋の誇示行動と身繕い



2013年1月下旬・室温22.5℃

雪山で歩いているところを採集してきたナナホシシマバエ♀(Homoneura insularis)をしばらく容器に入れて飼っていました。
野外で本種は成虫越冬するのでしょう。

実は別に飼育しているハエトリグモ(ヤガタハエトリ幼体)の生き餌として同居させるも、なかなか捕食せずにされず生き延びているのです。
ナナホシシマバエ♀は容器内を徘徊しながらときどき両方の前翅を同時に開いて見せる、という不思議な動きを見せるようになりました。
飛び立つ前の準備運動ではなさそうです。

求愛誇示など何か意味のある行動なのでしょうか?
翅に目立つ七星の斑紋を見せつけている(アピール)ようです。
やがて立ち止まると顔を前脚で拭い、前脚を擦り合わせ化粧に余念がありません。


飛べ!ツマグロヒョウモン♂【ハイスピード動画】



2012年10月下旬

クズの葉で休んでいたヒョウモンチョウの仲間が飛び立つ瞬間を220 fpsのハイスピード動画に撮ってみました。
全編、更に1/2倍速のスローモーションに加工しています。
日射しが暑いのか、止まっている時も翅を半開きにしか広げて見せてくれませんでした。
多分ツマグロヒョウモン♂(Argyreus hyperbius)ではないかと思うのですがどうでしょう?




ランダムに記事を読む