2012/09/16
ミヤマカワトンボ♀♂の飛び立ちハイスピード動画
2012年6月下旬
渓流を遡行すると、あちらこちらにたくさんのミヤマカワトンボ(Calopteryx cornelia)が翅を立てて休んでいました。
飛び立つ瞬間をハイスピード動画(220 fps)に撮ってみました。
まずは♀篇。
胴体が褐色で、翅に白い擬縁紋があります。
次は♂篇です。
胴体はメタリックグリーンで、翅は真っ黒(焦げ茶色)です。
映像の最後、渓流の石に少し離れて♂♀ペアが止まっていました。
左が♀で右が♂。
2012/09/15
アカハライモリが菜食?
2012年7月上旬
山中の池でアカハライモリ(別名ニホンイモリ:Cynops pyrrhogaster)を発見。
腹面が鮮やかな紅色なので、繁殖期の♀でしょうか。
イモリはこんちゅーぶ!初登場になります。
水面の水草(浮草? 種名不詳)をアカハライモリ♀が水中から採食していました。
口で葉を咥えたまま水中でスピンします。
確か両生類に歯は無いはずですが、食い千切るための動きだとしたら、動物番組でよく登場するワニやウナギのdeathrollを連想しました。
イモリは肉食性のはずですけど、ベジタリアンがいる(水草も食べる)とは知りませんでした。
たまたま水生昆虫などの獲物を捕食したついでに水草も口に入ったのかもしれません。
食べかけを咥えたままあちこち泳ぎ回ります。
水草の葉の下に潜り、姿が見えなくなりました。
結局最後まで水草を飲み込めていません。
両生類にはまるで疎い私は撮影しながら「イモリは水草を集めて水中に巣を作るんだっけ?」とあらぬ妄想までしてました。
【追記】
『日本動物大百科5:両生類・爬虫類・軟骨魚類』でアカハライモリについて調べると、
・おもにミミズ、昆虫、カエルの幼生などの小動物を食べる。(p27より)
・♀は、水中の落ち葉や草の根などを後ろ足でたたみ、そのなかに1個ずつ卵を産みつけていく。(p24より)
【追記2】
小林朋道『先生、大型野獣がキャンパスに侵入しました!: 鳥取環境大学の森の人間動物行動学』を読むと、イモリの食性をどうやって調べたか書いてありました。
アカハライモリについては、一個体ごと容器に入れて一昼夜過ごさせ、その間に排泄した糞を顕微鏡で見てもらった。糞をほぐすと消化されなかったものが見えるのだ。(中略)イモリは陸上のクモや昆虫を食べていた。 (p208より引用)
【覚書】
アカハライモリの腹の模様は人間の指紋のように個体ごとに異なるらしく、一匹ずつ捕獲して写真に撮れば個体識別が可能。
(『先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!:鳥取環境大学の森の人間動物行動学』p48より)
クロバナヒキオコシの茎を食すキスジアシナガゾウムシ
2012年6月上旬
クロバナヒキオコシの茎にゾウムシのペアを発見。
♂が♀の背中に乗っているものの、交尾器は結合していません。
交尾後ガードなのかな?
体長は♂<♀。
いつもお世話になっている虫我像掲示板にて質問したところ、蛾LOVEさんよりキスジアシナガゾウムシだろうと教えて頂きました。
♀は頻りに長い口吻をクロバナヒキオコシの茎にグサグサと突き刺しています。
茎の側面に生じた裂け目から中の黒い口吻が覗いて見えます。
茎の髄に穿孔して産卵しようとしているのか、それともただの採食行動でしょうか。
ちなみにシソ科の茎は断面が四角形(正方形)です。
本種の幼虫はイラクサ科のヤブマオやキク科アザミの茎の中に棲み、そこで蛹になるらしい。
♀はヤブマオの茎を切断して産卵するとの記述もありました。
クロバナヒキオコシ(シソ科ヤマハッカ属)は科も違いますし、産卵目的ではなさそうです。
茎のかなり広範囲が傷ついていた(食痕)ので、産卵口を開けていたのでは無いように思います。
♀は色気より食い気なのでしょう。
警戒した♀が茎から口吻を抜きました。
(抜く瞬間は撮り損ねました。)
茎の裏側にゆっくり回り込みながら口吻を前脚で拭います。
背側を接写しようとレンズを向けると茎の裏側にくるりと回り込んでしまいます。
最後はうっかり草むらを乱してしまい、擬死落下して見失いました。
| 恋人とキスする前にミントを噛んで口臭ケア? |
茎の傷から出る匂いが、交尾相手の♂を惹き寄せるのかもしれません。(『カラー自然シリーズ47:ゾウムシ』p12より)
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