2011/03/07

イチモンジチョウ幼虫に寄生したコマユバチの羽化



2008年8月上旬

(前編はこちら→「イチモンジチョウ幼虫と寄生蜂の繭」)
体表に白い繭を多数付けたイチモンジチョウ(Limenitis camilla)の幼虫を飼育していたら、コマユバチの仲間(種名不詳※)が23匹も羽化しました。
驚いたことに、寄主は未だ微かに生きていました(虫の息)。
その後、イチモンジチョウは蛹にならず幼虫のまま死亡しました。





※《追記》 
YouTubeのコメント欄にて「翅脈の特徴からサムライコマユバチ亜科の仲間だろう」と教えて頂きました。
サムライコマユバチ類は産卵時にポリドナウィルス(DNAウィルスの一種)を寄主の体内に注入し、ウィルスの働きによって寄主の発育を抑えてイモムシのままにしておく戦略を用いるらしい(宿主操作)。
恐るべし!

イチモンジチョウ幼虫と寄生蜂の繭



2008年7月下旬

林道沿いのタニウツギの葉にイチモンジチョウ(Limenitis camilla)幼虫を2頭発見。
体表に寄生蜂の白い繭が付着しています(それぞれ10、13個)。
イチモンジチョウ幼虫の体内に産み付けられた寄生蜂の卵から孵化した幼虫が寄生主の血リンパ液を餌として育った後、体表を食い破り造繭したのだろう。
どんな寄生蜂が羽化してくるか気になったので採集して飼育開始。 


持ち帰ったイチモンジチョウ幼虫は食草に全く口を付けず、容器内を時々歩き回るだけです。
突付くと身をよじって反応します。
寄主の幼虫を生かしておいて、他の捕食者から守ってもらうという寄生蜂側の恐るべき企みなのかもしれない。
ある種のコマユバチ幼虫は寄生主の体内ホルモンを操作して(幼若ホルモン分解酵素を阻害)蛹化を遅らせるらしい。(後編:寄生バチの羽化篇へ続く)

野外のヤマトゴキブリ♂



2008年8月上旬

神社にて発見。
野良ゴキブリはおっとりしていて少しぐらい突付いても逃げません。
前胸背右側に齧られた跡があります。
クロゴキブリと迷いましたが、虫我像掲示板にてヤマトゴキブリ♂(Periplaneta japonica)と教えて頂きました。



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