2011/01/03

斜面を掘るヒミズ




2010年5月中旬
林道脇の斜面で何やらガサガサ音がするので見ていると、落ち葉が動いている。
黒い毛皮の小動物が斜面に穴を掘っているようでした。
アズマモグラあるいはヒミズかな?と思うものの、定かではありません。
野ネズミの仲間だったりして...。
どなたかもしお分かりの方がいらっしゃいましたら是非教えて下さい。 
コメント欄でヒミズUrotrichus talpoides)だろうとご教示頂きました。

道端で転がっている死骸はよく見かけますけど、生きている個体の活動を目にしたのは初めてかもしれません。


【追記】
『モグラ博士のモグラの話』p23より
ヒミズは全長は14cmくらいですが、その1/3程度は尻尾という、とても小さな動物です。手もモグラのように大きくはなく、土を掘るのもそれほど得意ではありません。ヒミズはモグラのように完全な地下生活者ではなく、堆積した落ち葉の層の下に溝を掘ってそこを通り道にしている、「半地下生活者」なのです。


結婚飛行後のムネアカオオアリ女王



2010年5月下旬

この日は路上で大きな羽アリが何匹もうろついていました。
ムネアカオオアリCamponotus obscuripes)女王のようです。
結婚飛行を済ませて巣を作る場所を探していたのでしょう。
もう飛ぶ力はあまり残っていないようです。



映像の前後半で別個体です(計二匹)。
採集して持ち帰りました。
巣作りの前に女王自ら不要になった羽を落とすらしいのですけど、帰宅後も羽は残っていました。
いつか飼育にも挑戦してみたいものです。

【追記】
ムネアカオオアリの女王アリが日本では最大のアリとされている。(『いつか僕もアリの巣に』p44より)
 


山椒に訪花するヒメハナバチの仲間♀




2010年5月下旬

道端で地味に咲くサンショウ(山椒)の花にミツバチよりも小さな蜂が何匹も通ってきました。
後脚に黄色い花粉団子を大量に付けています。
胸部の背中にも花粉が付着しています(薄い黄色)。
蜂類情報交換BBSにて問い合わせたところ、ヒメハナバチの仲間♀と教えて頂きました。
この山椒の花は雌花なので、蜂が運んでいる花粉は別の植物から集めたものだそうです。
 


撮影後に一匹だけ採集した蜂を写真鑑定してもらうと、ヤマトツヤハナバチ♀(Ceratina japonica)とご教示頂きました。
動画に映っている蜂とは別種だそうです。
私の目にはどれも似ているように思えたのですが、一匹だけの採集ではサンプリングにはなりませんね。

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