2025年3月下旬・午前11:40頃・晴れ
山麓の入山口付近でスギ(杉)の植林地にはまだ残雪がありました。
スギの木の根元だけいち早く雪が溶けて穴が開き(地面が露出)、いわゆる「根開き」の状態になっています。
スギの枝先をよく見ると、雄花が咲いていました。
枝を軽く揺すっただけで、薄黄色の花粉が春風に乗って大量に飛散します。
風媒花のスギは、同じ枝に雄花も雌花も咲きます。
その証拠に、前年の雌花からできた球果が枝の下方に残っています。
スギ花粉が風で飛散する様子を240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:35〜)
微粒子の花粉が雄花から大量にこぼれ落ちて、煙がたなびくように風で広範囲に分散し、雌花に授粉します。
実演を繰り返したら、カメラのレンズがスギ花粉でだいぶ汚れてしまいました。
ご存知の通り、スギ花粉症は日本の国民病で、林業界に対策が求められています。
関連記事(11ヶ月前の撮影)▶ 春風で飛散するスギの花粉【トレイルカメラ】風媒花
森の休日2『探して楽しむドングリと松ぼっくり』でスギについて調べると、
(雄花は)米粒ほどの大きさで、大量の花粉をつくる。その数は1個の雄花だけで約40万個。針葉樹のなかでも小さくて軽いので、風で遠くまで飛ぶ。(中略)スギ(花粉)はとにかく数が多いので(花粉症の)問題になる。 (雌花は)直径5mmほど。重なりあった雌しべは、すきまからマカロニのような胚孔を伸ばし、受粉液を出して花粉を待つ。キャッチされた花粉は受粉液ごと吸い込まれるしくみだ。 (p66-67より引用)
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