2024年2月中旬〜下旬〜3月中旬
シーン0:2/20・午後13:10・くもり・気温23℃(@0:00〜)
明るい昼間にたまたま撮れた現場の様子です。
休耕地でホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)が越冬する巣穴を自動撮影カメラで見張っています。
異常な暖冬で積雪量が少なく、あちこちで地面が露出しています。
少なくとも3つの巣口(左から順にL、M、R)が点在しています。
タヌキが営巣地をうろつくシーンをまとめてみました。
シーン1:2/20・午後23:14・気温2℃(@0:04〜)
深夜に単独で登場したタヌキが営巣地をうろついています。
巣口Lにゆっくり近づいたものの、中に入ったかどうか見届けられませんでした。
個体識別ができていませんが、なんとなく巣穴の主ではなく、余所者のタヌキのような振る舞いです。
シーン2:2/21・午後17:34・降雪・気温0℃(@1:04〜)日の入り時刻は午後17:26。
雪が降る日没直後にタヌキが右へ立ち去ったのですが、監視カメラの起動が遅れてしまいました。
シーン3:2/22・午後19:15・気温-1℃(@1:13〜)
翌日の晩になると、雪は降り止んでいました。
巣穴Rと手前の二次林を結ぶ足跡が新雪にくっきり残っているのに、残念ながらその様子が動画に撮れていません。
タヌキの足跡よりも少し大きいので、ニホンアナグマですかね?
(昼間に雪面が少し溶けて、タヌキの足跡が大きくぼやけただけかな?)
左からタヌキの♀♂ペアが相次いでやって来て、監視カメラの前を横切りました。
後続個体が巣口Rに寄り道したものの、匂いを嗅いだだけで右に立ち去りました。
シーン4:2/24・午後23:40・気温-4℃(@1:47〜)
2日後の深夜に監視カメラが誤作動?したようです。
晴れて静かな夜でした。
雪面の足跡の状況を記録するために、残しておきます。
野生動物の往来はなかったようです。
雪が降らないと、古い足跡は次第にぼやけてきます。
シーン5:2/25・午前1:47・気温-6℃(@1:51〜)
翌日の深夜に♀♂ペアのタヌキが2頭同時に手前から現れました。
巣口LMRの匂いをそれそれ順に嗅いで、巣口Mでペアが合流しました。
巣口Rも念入りに調べています。
この後、巣穴のいずれかに入ったかどうか、見届けられませんでした。
シーン6:2/25・午前4:01・気温-7℃(@2:52〜)
約3時間15分後に監視カメラがなぜか起動しました。(誤作動?)
シーン7:2/29・午後23:23・気温2℃(@2:55〜)
4日間で雪解けが急速に進んでいました。
未明に♀♂ペアのタヌキが登場しました。
1頭が巣口Rに入りました。
その間、もう1頭は巣口Lの辺りで待っていました。
右へ向かう途中で巣口Mの横で腰を屈めると排尿マーキングしました。(@3:24〜)
排尿姿勢から♀と判明。
最近キツネが出没しているので(映像公開予定)、対抗して縄張り宣言の匂い付けをしたのでしょう。
その後、巣口Rに向かったのですが、パートナー♂の後を追って入巣Rしたかどうか見届けられませんでした。
シーン8:3/11・午前1:10・気温-6℃(@3:55〜)
次は3月中旬まで一気に飛びます。
一面の銀世界に戻っていました。
深夜に単独行動のタヌキが右から左へ雪原を横切りました。
雪面は凍結していて、タヌキの足跡は残りません。
もしかすると、巣穴MまたはRから外に出てきた直後なのかもしれませんが、その瞬間を撮れていませんし、足跡から推理することもできません。
※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。
つづく→
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