2024年2月下旬
休耕地でホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)が越冬する営巣地を自動撮影カメラで見張っています。
シーン1:2/21・午後22:43・降雪・気温-1℃(@0:00〜)
久しぶりに雪が降り、休耕地の枯野にうっすらと雪が積もりました。
晩遅くに右から単独で登場したタヌキが巣口Mの横を通り過ぎ、立ち止まって身震いしました。
新雪の雪原には、この個体の足跡しか残っていません。
巣穴には立ち寄らずに、左へ立ち去りました。
シーン2:2/25・午後4:01・・気温-7℃(@0:27〜)
4日後の晴れた未明に、監視カメラがなぜか誤作動しました。
雪面に足跡が残されています。
シーン3:2/27・午前5:51・気温-1℃(@0:31〜)日の出時刻は午前6:12。
横殴りの吹雪が吹き荒れる夜明け前に、タヌキが左下手前からゆっくり歩いて巣口Mに近づきました。
頭を突っ込んで中の匂いを慎重に嗅いだだだけで、全身は入りませんでした。
入巣Mしたかどうか見届ける前に、残念ながら1分間の録画時間が終わってしまいました。
シーン4:2/27・午後17:45・気温3℃(@1:31〜)日の入り時刻は午後17:32。
日没直後の様子です。
昼間はよく晴れたらしく、せっかく積もった雪が半日でほとんど溶けていました。
特に、手前の林縁に近い側は地面が完全に露出しています。
シーン5:2/28・午前0:30・気温0℃(@1:34〜)
日付が変わった深夜に、3頭のタヌキが一緒に現れました。
家族群のはずですが、若い3兄弟なのか、それとも親子(♀♂番 と子供)なのか、私には分かりません。
雪原の奥に居た2頭は、前後して左へ向かいました。
手前に来た個体は画面の右下隅で、キツネが転げ回った辺りの地面の匂いを嗅いでいます。
関連記事(同所前日の撮影)▶ ホンドタヌキが越冬する営巣地の端で雪面や地面を転げ回って匂い付けするホンドギツネの謎【トレイルカメラ:暗視映像】
何度も匂い転がり行動をしたキツネの残り香が気になるのでしょう。
キツネに対抗して、このタヌキも匂い付け(排尿マーキング)したかどうか気になるのですけど、画角の端や死角になってよく分かりませんでした。
ただし、タヌキ自身は匂い転がり行動をやりませんでした。
やがて、画面の左下隅から更にもう1頭が登場しました。(@2:11〜)
この個体も、キツネが転げ回った地点の匂いを嗅ぎに行きました。
タヌキたちはここに大小便を排泄して(営巣地の近くの溜め糞場?)縄張りをマーキングしているのではないかと私は想像しています。
※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。
つづく→
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