2024/05/30

ニホンアナグマ専用の溜め糞場には滅多に興味を示さず通り過ぎるホンドタヌキ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年9月上旬

シーン0:8/26・午前7:02(@0:00〜) 
明るい時間帯にたまたまフルカラーで撮れた現場の状況です。
画面の左下隅に朽ち果てた切株があります。 
画面の中央に長年放置された古い手押し車の錆びたフレームを目印として、ニホンアナグマMeles anakuma)専用の溜め糞場stmpがあります。 

近所のホンドタヌキNyctereutes viverrinus)たちが通ってくる様子を以下にまとめました。


シーン1:9/2・午後17:46(@0:03〜) 
夕方に手前からタヌキの幼獣が単独でやって来ました。 
アナグマの溜め糞stmpよりも、朽ちた切株に興味津々です。 
最後はスギの落枝を乗り越えて右へ立ち去りました。 


シーン2:9/5・午後14:30・晴れ(@0:39〜) 
3日後の明るい午後にタヌキが登場。 
どうやらトレイルカメラの起動が遅れ、先行する個体を撮り損ねたようです。 
後続個体が右からやって来ると、アナグマの溜め糞場stmpを素通りして左へ向かいました。 


シーン3:9/5・午後16:56・晴れ(@1:05〜) 
約2時間半後の夕方に、2頭のタヌキが一緒にやって来ました。 
右および右上奥から続けて登場します。 
アナグマ専用の溜め糞場stmpの匂いを嗅いでから身を翻すと、朽ちた切株の横を通って手前に向かいました。 


シーン4:9/6・午前1:23(@1:26〜) 
日付が変わった翌日の深夜未明に、またタヌキがやって来ました。 
なぜかトレイルカメラ起動が遅れたようで、右にゆっくり立ち去る尻尾だけがちらっと写っていました。(画面の赤丸) 

しばらくすると、右からタヌキが戻ってきました。 
同一個体が戻ってきたのか、別個体がやって来たのか、不明です。 
スギ林床を横切って左へ向かいます。 


シーン5:9/6・午後18:06(@1:59〜) 
日が暮れた晩に監視カメラが起動したものの、レンズに被さるようにザトウムシが鎮座しているようで、細長い歩脚が赤外線を至近距離で反射して白飛びしてしまい、目障りです。 
タヌキと思われる野生動物が左から来て朽ちた切株の横を通り、そのまま左上奥へ駆け去りました。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


【考察】
この期間にアナグマ専用の溜め糞場stm@の匂いをタヌキが通りすがりにチェックしたのは、わずか1回だけでした。


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