2024/05/29

風倒木の根元で追いかけっこする2匹の野ネズミ【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2023年9月上旬および下旬 

スギ防風林で風倒木の根元に掘られた巣穴に住む謎の野生動物の正体を知りたくて、自動センサーカメラを設置しています。 
すると、夜行性の野ネズミ(ノネズミ)が頻繁に写りました。 
2匹の野ネズミが出会ったときの様子をまとめました。 


シーン1:9/9・午前1:34(@0:00〜) 
深夜に巣口の上から1匹の野ネズミが登場しました。 
夜の森の林床で餌を探し回っているのでしょう。 
根元がねじくれた灌木(樹種不明の落葉性広葉樹)の陰から別個体が巣口に顔を出しました。 
2匹が至近距離で出くわした瞬間は何事もなくすれ違ったかと思いきや、急に弾かれたように別れて走り回りました。 
素人目には縄張り争いのように見えます。 
暗闇で野ネズミは相手の姿が見えず、聴覚を頼りに追いかけっこをしているようです。 
巣口付近を縦横無尽に駆け回っています。 
2匹の野ネズミがニアミスした瞬間を1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:47〜) 


シーン2:9/21・午後17:46(@1:20〜)日の入り時刻は午後17:42。 
日没直後に、1匹の野ネズミが巣穴から外にピョンと飛び出してきました。 
続けてもう1匹が出てきました。 
2匹は一緒に走って画面の下へ姿を消しました。 
1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@1:43〜) 

♀♂ペアなのか、それとも巣口でたまたまニアミスした2匹が縄張り争いの追いかけっこを始めたのか、私にはさっぱり分かりません。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


【考察】 
謎の巣穴に野ネズミが住み着いているかもしれない、という結果はつまらないですけど、まだ受け入れられます。 
しかし、野ネズミが掘った巣穴だとは思いません。 
明らかに野ネズミよりも大型の野生動物が掘った巣穴であり、そこに野ネズミがちゃっかり間借りしているだけだと思います。 
もう少し粘って巣穴の監視を続けます。 

現場は風倒木や灌木が藪のように入り組んで生い茂っているためにトレイルカメラが非常に設置しにくく、巣穴を上から見下ろす今回の撮影アングルでは画角が非常に狭いのが問題です。 
野生動物が画角内を素早く横切ると(巣穴に出入りすると)、監視カメラのセンサーが起動したときには間に合わずに何も写っていないということが多いようです。 
センサーの感度を上げているので、風揺れで誤作動が頻発します。
起動スピードが速い新機種のトレイルカメラに交換すべきかもしれません。
もっと引きの絵で(離れた位置から)巣穴を監視したいのですけど、藪の中にある巣穴なので、どうしても無理なのです。 
かと言って、撮影アングルを確保するために巣穴周辺の藪を勝手に切り開いたり伐採したりすると、営巣地の安全が脅かされたと感じた巣穴の主が逃去してしまうことが予想されます。 
トレイルカメラは万能の撮影機器(夢のカメラ)という訳ではなく、不得意な状況があることが私にもだいぶ分かってきました。





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