2022年7月中旬
河畔林に残されたタヌキの溜め糞場rvをローアングルのトレイルカメラ(自動撮影カメラ)で監視していると、珍しくスズメ(Passer montanus)が写っていました。
しかも同じ日の午前中に3回も登場しました。
スズメはシナントロープの代表格で、野鳥なのに人家の周囲でもっぱら暮らしています。
人家を離れた河畔林内で見るスズメの行動は、とても新鮮でした。
河原で水浴しに来たついでに河畔林に立ち寄ったのかな?
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近縁種で森や林を好むニュウナイスズメ(Passer rutilans)という別種がいるらしいのですが、動画に登場する個体は黒い頬斑があるので、ニュウナイスズメではありません。
先入観に捕らわれた我々が知らないだけで、スズメも林内で活動しているのかもしれませんね。
ただし、さすがに林内で営巣するスズメを見かけたことはありません。
シーン1:午前5:11(日の出時刻は午前4:25)
下草の生い茂る林床に降り立ったスズメの成鳥が何かを啄みました。
スズメがこんな藪の中で採食するとは意外でした。
最近ホンドタヌキはこの溜め糞場rvを全く利用しておらず、新鮮な糞はありません。
画面の右下隅に古い糞が写っています。
スズメは古い溜め糞に近寄らなかったので、「溜め糞に集まる虫をスズメが捕食したり、糞に含まれる未消化の種子を採食した」という訳ではありません。
シーン2:午前5:21
10分後に再びスズメの成鳥が登場。
林床に転がっている落枝を伝い歩き、奥に飛び降りて姿が見えなくなりました。
シーン3:午前10:27
日が高く昇った時間帯にもスズメの成鳥が再登場。
前回と同じく落枝を伝い歩き、奥の林床に飛び降りました。
最後は向こう側に飛び去りました。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
古い機種のトレイルカメラを騙し騙し使っているのですが、特に日中の撮影で問題が生じます。
夜が明けると赤外線の暗視モードから切り替わるはずなのに、画面全体にピンク色のフィルターが掛かったままになっていて、しかもピンクが点滅するのです。
あまりにも見苦しいので、動画編集時に自動色調補正を施してなるべく修正しました。
ほとんどモノクロ映像になってしまいますが、植物の緑がうっすらと見えます。
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