2022/09/27

モクゲンジの花蜜を吸うオオハキリバチ♂【HD動画&ハイスピード動画】

 

2022年7月中旬・午前11:20頃および午後16:00頃・晴れ 

山麓の農村部の裏庭に咲いたモクゲンジに多数のオオハキリバチ♂(Megachile sculpturalis)が訪花していました。 
花から花へ忙しなく飛び回って吸蜜しています。 
顔色やスコパが見えなくても、腹端が丸ければ雄蜂♂と分かります。 

オオハキリバチ♂がモクゲンジの花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:07〜)

似た種類のクズハキリバチ♂も訪花していました。

↑【おまけの動画】 
実は6年前(2016年7月上旬)にも同所でハキリバチの訪花シーンを撮影していました。 
夕方の薄暗いときに撮ったので、映像もいまいちで蜂の種類も見分けられませんでした。 
お蔵入りしていた動画をブログ限定で公開します。 

当時は花の名前が分かりませんでした。 
今回は晴れていて、花の黄色がきれいに撮れました。 
改めて樹種を調べ直します。 
「庭木図鑑植木ペディア」サイトにて、黄色い花が咲く樹木で夏に咲く花を画像検索したら、ムクロジ科のモクゲンジと判明。 
全く聞いたことのない名前で、日本語らしくありません。 
名前の由来を調べてみました。
ムクロジ(ムクロジ科の別植物)の中国名である木患子を誤ってモクゲンジにあてたため、木患子の日本語読みであるモクゲンジになったという。(小学館『日本大百科全書』より引用)

6年越しの宿題を解決できて、すっきりしました。

【追記】
2022年8月下旬

同じ場所のモクゲンジが奇妙な形の果実をつけました。
これはまだ未熟果です。
(モクゲンジの)果実は長さ4〜5cmのホオズキ状にふくらんだ果(さくか)で,熟すると3裂開し,径約7mmの黒色球形の3個の種子を出す。(平凡社『世界大百科事典』より引用)
9月上旬:隙間から茶色の種子がはみ出て見えるようになった。

9月中旬になると、果皮が褐色に色づき、完全に熟したようです。
葉は未だ緑色のままです。





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