2021/01/28

ヒトの汗を摂取するウラギンシジミ♂

 

2020年9月上旬・午前10:40頃・晴れ 

郊外の路地裏を私が歩いていると、飛来したウラギンシジミ♂(Curetis acuta paracuta)が私の黒い靴下に止まりました。 
実はすぐ横の庭でクサギボタンの花が咲いていたので、もしかすると直前まで訪花していたのかもしれません。 
翅をしっかり閉じたまま吸汁を初めたようですが、肝心の口吻がよく見えません。 
蝶の口吻の動きをしっかり撮ろうとすると体を無理にひねった窮屈な体勢になる上に、被写体が太陽を背にした私の影に入ってしまうので、非常にもどかしい撮影でした。 
蝶を足首に乗せたまま私が少し移動しても、私の汗に夢中のウラギンシジミ♂は逃げませんでした。 
真夏の日差しが強いので、体温調節のために自分の影が最小になるように蝶は体を向けているのかもしれません。 

吸汁後の飛翔シーンをまずは1/5倍速のスローモーションでご覧ください。 
その後に等倍速でリプレイ。 
羽ばたく際に翅表の橙赤色が見えたので、♂と分かります。 
(私は本種の♀を未だ見たことがありません。) 
すぐに舞い戻ってきてくれて、今度は迷彩柄の短パンに止まりました。 
しかし私がカメラを近づけると、すぐに逃げてしまいました。 
汗ばんだ衣類からナトリウムなどのミネラル成分を摂取しているのでしょう。 
今回は私の素肌から汗を直接舐めてくれませんでした。
▼関連記事(1年前の撮影) 
汗を舐めに飛来するウラギンシジミ♂【HD動画&ハイスピード動画】 
砂地を舐めてミネラル摂取するウラギンシジミ♂【HD動画&ハイスピード動画】
ちょうど山から降りてきたばかりなので、綿の黒靴下に緑色の「ひっつき虫」が数個付着しています。(動物散布型の種子)

 

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