2020年8月中旬・午前10:25頃・晴れ
郊外の古い木造家屋(平屋建て)の軒下を1匹の赤い蜂が興奮したように高速で飛び回っていました。
私の大好きなハラアカヤドリハキリバチ(旧名ハラアカハキリバチヤドリ)♀(Euaspis basalis)です。
寄主オオハキリバチ(Megachile sculpturalis)の巣穴を探しているのでしょう。
木の梁の下面に作られた泥巣口に興味を示し、素早く縁に止まって中を覗きました。
一旦飛び去ったものの、しばらくすると再びハラアカヤドリハキリバチ♀が飛来しました。
寄主?の巣口に顔を突っ込んで物色したものの、産卵行動はせずに飛び去りました。
エントツドロバチの巣穴だったのかもしれません。
労働寄生種のハラアカヤドリハキリバチ♀は、寄主オオハキリバチの巣を見つけると巣口の厳重な戸締まりを壊し、中の育房をすっかり改造してからオオハキリバチの貯食物に自らの卵を産み付けるのです。
▼関連記事(8年前の撮影)
・オオハキリバチの巣に侵入を試みるハラアカヤドリハキリバチ♀:前編
・オオハキリバチの巣に侵入を試みるハラアカヤドリハキリバチ♀:後編
実はハラアカヤドリハキリバチ♀と一緒に黒っぽい寄生虻(コウヤツリアブ♀)も軒下をホバリングしていたのですけど、そちらの産卵行動については記事を改めます。
どちらに注目して撮影すべきか、目移りしてしまいました。
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