2日後の昼間に定点観察に来ました。
ヤエザクラ(八重桜)の樹洞の入り口を上から塞ぐ外皮が更に下へ伸びていました。
残念ながら実際に巣門の外皮を増築する作業は未見です。
外皮は薄いパルプなので、よく見ると破損した穴やひび割れがありました。
この破損部をモンスズメバチ(Vespa crabro)のワーカー♀は今後、修復するでしょうか?
樹洞を見ていると、ワーカーが外役から続々と帰巣しました。
大顎に小さな塊を咥えて帰る個体がいます。
巣に搬入するペレット(団子)は、白っぽい物と黒っぽい物の2種類ありました。
搬入シーンを1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
狩った獲物を肉団子にしたものか、それとも巣材のパルプなのか、私には見分けられませんでした。
空荷で帰巣する個体もいます。
どの個体も幹のほぼ同じ場所に着地してから歩いて樹洞内に入ります。
2匹が連続して帰巣すると、巣門で渋滞している間にホバリング(停空飛翔)で待機していました。
一方、樹洞の中から歩いて外に出てきた個体が、羽ばたいて外役に飛び去りました。
出巣の際も入巣と同じ場所から現れます。
離陸直後に蜂が扇状に飛んで巣の位置を記憶するための定位飛行をしたようですが、カメラが樹洞に寄り過ぎていて動画にはしっかり写っていません。
帰巣および出巣のシーンを240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:32〜)
私は対スズメバチ専用の防護服を持ってないので、蜂が活動的な日中は当然ながら巣に近づき過ぎないように注意してますし、樹洞の中を覗いてみるような無茶はしません。
逆に、防護服を着なくてもスズメバチに対するエチケットを守りさえすれば、これぐらいの映像は落ち着いて安全に撮ることが可能です。
つづく→#6:巣内の幼虫と栄養交換する夜のモンスズメバチ♀【暗視映像】
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