2020/09/02

コンクリートや土を舐めるクモガタヒョウモン♂



2020年6月上旬・午後13:00頃・晴れ

里山の峠道で側溝の乾いた底にクモガタヒョウモン♂(Nephargynnis anadyomene)が降り立ち、伸ばした口吻で土塊を舐めていました。
半開きの翅を開閉しながらミネラル摂取しています。
たまにコンクリートの表面も舐めています。

翅表に♂の性標を認めました。
翅裏をしっかり撮れなかったものの、おそらくクモガタヒョウモン♂と思われます。

▼関連記事(同日同地域で撮影)
ヒメジョオンの花蜜を吸うクモガタヒョウモン♂の群れ


図鑑でクモガタヒョウモンの習性を調べると、

・路上で吸水することもある。人の気配に敏感で、すぐに飛び立ち、なかなか近寄れない。(ヤマケイポケットガイド9『チョウ・ガ』p137より引用)

・路上や崖の湿った場所で吸水も行う。(フィールドガイド『日本のチョウ』p193より引用)

この日は路上の獣糞で吸汁している蝶も見かけたのですが、私が気づかずに近づくと飛んで逃げてしまい、しばらく待っても戻って来ませんでした。


土舐め
コンクリート舐め

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