2019年5月中旬
巣立ちしたばかりと思われるハシボソガラス(Corvus corone)の雛が河畔林のあちこちに散らばり、鳴き騒いでいました。
親鳥が巣外給餌にやって来るのを待っているのでしょう。
ニセアカシアの大木の根元の草むらに隠れている1羽をまず見つけました。
私が近くに居ても恐れず(あまり逃げずに)無邪気に鳴いています。
嗄れ声でガァー♪と鳴くと嘴の中が真っ赤です。
カラスの幼鳥は嘴の内部が赤いのが特徴です。
河畔林に分散した兄弟姉妹の幼鳥たちと鳴き交わしているようです。
私が幼鳥の近くに立ち止まって撮影しても、親鳥が攻撃してくることはありませんでした。
どこか遠くで採餌しているのでしょう。
もしこれが気性の荒いハシブトガラスなら親鳥は激昂し、巣立ち雛(幼鳥)を守るためにヒトを襲う可能性があります。
1.5時間後に私が戻ってくると、同一個体と思われる幼鳥と再会しました。
親鳥からはぐれて迷子にならないように、ほぼ同じ場所に居たのには感心しました。
飛んだり歩いたりする移動能力もまだ覚束ないのかな?
親鳥が戻って来るまで粘って幼鳥への巣外給餌シーンを観察したかったのですが、先を急ぐので諦めました。
ニセアカシア大木に巻きついて育ったフジが満開の花盛りでした。
このニセアカシアの樹上にカラスの巣があったのかな?と予想したものの、枝葉が茂っているせいか見つかりません。
川の対岸のニセアカシア高木の天辺に1つだけハシボソガラスの巣を発見しています。(この日は空巣)
毎年のように色んな場所で複数のカラスの巣を定点観察しているのですが、こんなに早く巣立つ雛を見かけるとは少し驚きでした。
(他の巣に比べて巣立ちが早いです。)
今年は春の到来が早くて餌が豊富だったのでしょう。
つづく→ニセアカシアの枝に並んで親鳥を待つ2羽のハシボソガラス巣立ち雛(野鳥)
ハシボソガラス幼鳥c(野鳥)@河畔林:林床 |
ハシボソガラス幼鳥c(野鳥)@河畔林:林床 |
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