2016年9月中旬・午後21:00頃?・室温25.7℃、湿度56%
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ウスムラサキイラガ(蛾)亜終齢幼虫の口元を隠す食事マナー
ウスムラサキイラガ(蛾)の飼育記録#7
前回の脱皮から5日後、ウスムラサキイラガ(Austrapoda hepatica)の亜終齢幼虫が再び脱皮しました。
ミズナラの葉裏で眠状態だった幼虫が自発的に蠕動(左右にローリング)するのを午後14:40に目撃しました。
午後20:38に体表の変色に気づき、慌てて微速度撮影を開始。
体の前半部が白っぽく見えたのです。
脱皮の一部始終を微速度撮影で記録できたので、60倍速の早回し映像をご覧下さい。
一気に脱皮した幼虫の体色は黄緑色のままで、変化ありませんでした。
白い薄皮を脱ぐと脱皮殻の傍らで一休み。
体を降らませ、不規則な蠕動運動をしています。
普段はフードに隠れて見えない頭部もこのときだけはよく見えます。
気管の抜け殻も白い糸のように長く伸びています。
午後21:23時点の室温は22.8℃、湿度62%。
今回の脱皮時刻は前回と違い、夜でした。
ただし、室内飼育で撮影のために照明を当て続けていたので、幼虫の日周リズムや体内時計が狂ってしまった可能性があります。
これで終齢幼虫になったことが後に判明します。
『イモムシハンドブック2』によると、ウスムラサキイラガの齢数は不明で、年二化、前蛹越冬らしい、とのことでした。
つづく→#8:脱皮殻を食べるウスムラサキイラガ(蛾)終齢幼虫【60倍速映像】
亜終齢幼虫の眠:脱皮直前 |
脱皮直後の終齢幼虫 |
【おまけの動画】
早回し速度を落とした10倍速映像をブログ限定で公開します。
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