2014年8月上旬
▼前回の記事地面に穴を掘って巣材の泥玉を作っているムモントックリバチ♀(Eumenes rubronotatus rubronotatus)が飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画に撮り始めました。
ムモントックリバチ♀の集団採土場(蜂を個体標識してみる)
そこへたまたま地面を徘徊中のクロアリ(種名不詳)が近づいて来るとムモントックリバチは警戒して飛び立ち、ホバリングしながらお邪魔虫の蟻と対峙しました。
低空飛行の羽ばたきで地面の砂埃が舞う様子がアクション映画のようにドラマチックですね。
しかし喧嘩(異種格闘戦)になることもなく、ムモントックリバチは軽く定位飛行してから泥玉を抱えて巣へ飛び去りました。
アリに邪魔されたので穴を掘る場所を変えるかと思いきや、泥玉がある程度採れたので「今回はもうこれで充分」との判断なのでしょう。
体長ではムモントックリバチの方が大きいのに、蟻を恐れている(一目置いている)印象を受けました。
個体識別のために腹背に白の油性ペンでマーキングを施してあります。
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