タヌキの溜糞に集まり吸汁するベッコウバエ
2013年10月下旬
▼前回の記事はこちら▼
単独で翅紋を誇示するベッコウバエ【ハイスピード動画】
タヌキの溜め糞にベッコウバエ(Neuroctena formosa)が三々五々と集まってきました。
1匹の♂(だと勝手に思っている個体※)が翅の斑点を誇示するかのように翅を震わせながら溜め糞の天辺に歩いて登りました。
糞塊の頂上で口吻を伸ばし獣糞を舐めています。
右側に居るやや小型の♂(?※)は静止したままで翅紋誇示を行いません。
♀のふりをしてライバル♂を油断させ、♀が来た瞬間に交尾を狙うスニーカー戦略(サテライト雄)なのか?と勝手に妄想してみました。
左手から3匹目の個体が歩いて忍び寄り、溜め糞の縁で吸汁を始めました。
同じ溜め糞の天辺に居座る♂(お山の大将)は特に気にする素振りもなく身繕いしています。
もはや翅紋の誇示は行いません。
あの思わせぶりな翅の動きは、求愛や闘争の誇示行動ではなかったのでしょうか?
実はこの直前に、♂同士の誤認求愛と思われる興味深い行動が見られました。
※ 今回の映像に登場する1匹目、2匹目の個体が♂だと思ったのも、直前の行動からです。
▼つづく▼
ベッコウバエ♂の求愛誇示と誤認交尾?【ハイスピード動画】
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