2014/01/06

ニホンザルの死骸とベッコウヒラタシデムシ



2013年9月下旬

ニホンザルの死骸を土に還す者たち:#03

ニホンザルMacaca fuscata)の死臭を嗅ぎつけ、大型の見知らぬシデムシが来ていました。
これはベッコウヒラタシデムシNecrophila brunnicollis)ですかね?
もし間違っていたら、どなたかご指摘願います。
朱色の胸部の中央に黒紋が無いのは個体差?
勉強不足でシデムシ類にまるで疎いのですが、カバイロヒラタシデムシやビロウドヒラタシデムシの可能性は?

このシデムシは、どうも死骸が地面に接する部分を好んで徘徊している印象です。
触角を掃除して身繕い。
毛皮の奥にグイグイと潜り込んでいるのは、屍肉を食べているのか、それとも♀だとしたら死骸に卵を産み付けているのでしょうか。
映像後半で何か他の虫を捕食したようです。(ウジ虫?)
檻の外からだと撮影アングルが制限されてもどかしいのですが、獲物の正体が明らかになったのは、2日後の定点観察のことでした。(記事はこちら

図鑑『山渓フィールドブックス13:甲虫』p95によれば、

ベッコウヒラタシデムシは腐った動物質を食べ、成熟した幼虫は土中で蛹化する。

つづく→#04(死骸の顔に注目)



>

3 件のコメント:

  1. 画像を検索しましたが、外羽の形状が指摘の種と同じですね。ビロウドだと、もっと丸みを帯びているように見えました。

    返信削除
    返信
    1. 返信が遅くなりましてすみません。

      >外羽の形状が指摘の種と同じですね
      むむむ…?
      ベッコウヒラタシデムシではなくてカバイロヒラタシデムっぽい、という意味ですか?
      人任せですいません。
      図書館へ行って自分でも甲虫図鑑を調べてみるつもりでしたが、当分行けそうにありません…。

      削除
    2. いやいや、ベッコウヒラタで締めくくっていたので、ベッコウヒラタ外羽の形状と同じですねという意味です。

      私はネットは様々なジャンルがぎゅっと詰まった図鑑として捉えています、それに付随してコミュニケーションがすぐに取れる、便利な道具です。

      削除

ランダムに記事を読む