2026/08/22

春の林内をうろつき排水溝を飛び越えたり水を飲んだりするキジバト【野鳥:トレイルカメラ】

 

2025年4月中旬 

林内に掘られた排水溝に雪解け水が貯まっています。 
この春限定の止水を自動撮影カメラで監視して、キジバトStreptopelia orientalis)の登場シーンをまとめました。 


シーン1:4/11・午後12:39・くもり・気温17℃(@0:00〜) 
左のスギ植林地の林床をキジバトがうろついていました。 
スギの枯れた落ち葉の上で静止すると、地味な模様の羽根は見事な保護色となり、全く目立ちません。 


シーン2:4/12・午前9:55・くもり・気温13℃(@0:15〜) 
排水溝の方を向いてしばらくじっと警戒してから、水際まで土手を歩いて下りてきました。 
途中でスギの落葉をあちこち啄んでいます。 

短く飛んで水路の対岸へ渡り、林床を右へ歩き去りました。 
排水溝を飛び越える瞬間を1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:44〜) 


シーン3:4/17・午前9:14・晴れ・気温13℃(@0:55〜) 
林床を歩いて来たキジバトが排水溝の水際で立ち止まり、何度も頭を下げています。 
雪解け水を飲んでいるようですが、土手の陰でよく見えません。 

関連記事(同所同時期に直接撮影)▶ 春の林内で排水溝に貯まった雪解け水を飲むキジバト(野鳥) 


喉の乾きを癒やすと、再びキジバトは餌を探し歩き始めました。 


つづく→

2026/08/21

春の池で水中を泳ぐ合間に水面に浮上して息継ぎするクロゲンゴロウ

 

2026年4月下旬・午後13:55および14:35頃・晴れ 

沢の水を一時的に貯める山麓の池HでクロゲンゴロウCybister brevis)の定点観察をしています。 

複数個体のクロゲンゴロウが水中を敏捷に泳ぎ回っています。 
ときどき浮上して水面に腹端を露出し、息継ぎをしています。 
鞘翅の下に空気を貯めると再び潜水します。 
この携帯ボンベを使って、水中でも気門から呼吸できるのです。 
深く潜る際に、腹端から小さな気泡を放出していました。 

ゲンゴロウ類の呼吸について、wikipediaによると、
酸素消費量・運動量が少ない冬季はガス交換のため水中に上がってくる頻度が低下する一方[57][70]、水温が高く水中酸素溶存量が少ない夏季は頻繁に水面でガス交換を行う[57]。


つづく→

モリアオガエル繁殖池がある林内を遊動・木登りするニホンザルの群れ【トレイルカメラ】

 

2026年7月中旬・午後17:00頃・晴れ・気温26℃ 

モリアオガエルRhacophorus arboreus)の繁殖池を梅雨の時期に自動撮影カメラで見張っています。 
岸辺から池の上に張り出したマユミ灌木の枝葉に毎年モリアオガエルが白い泡巣を産み付けるのですが、野生動物が食卵しに来る可能性があるからです。 
特にニホンザルがモリアオガエルの泡巣を食べる証拠映像を撮りたいのです。 



ある日の午後、待望のニホンザルMacaca fuscata fuscata)が群れで登場しました。 
動画の冒頭から対岸のマユミ灌木が激しく揺れていますけど、木登りした猿の映像は撮り損ねました。 
しかも、モリアオガエルの繁殖期はもう終わりかけで、マユミ樹上に産み付けられた泡巣はもう溶け落ちた後です。 

奥の林内を左から右へニホンザルの群れが歩いて次々に横切りました。 
母親♀のニホンザルが幼い子猿を腰に乗せて運びながら、対岸の土手を降りてきました。 
母猿が立ち止まって周囲を警戒する間、子猿が自発的に地上に降りました。 
母子が水際に降りかけたものの、なぜか慌てて引き返すと、幼獣を胸に抱えながら細いスギ灌木をよじ登りました。 
同時に奥の林内でも別個体の子猿が近くのスギの木に慌てて登りました。 
おそらく危険な天敵(ツキノワグマ?)の接近に気づいて、安全な樹上に避難したのでしょう。 


群れの誰かが警戒声を発したはずですが、動画では聞き取れませんでした。 
しばらくすると木から下りてきたニホンザルが、林内を続々と走り去りました。


【考察】 
今年も残念ながら、モリアオガエルの泡巣を食べるニホンザルの証拠映像をものにできませんでした。 
監視カメラにニホンザルが写ったのはこの一度だけです。 
この池でニホンザルが水浴したり水を飲んだりするシーンも撮れていません。

雑食性のニホンザルは、旬の餌資源が山林内のどこに出現するか学習していて、季節消長に合わせて群れが遊動することが知られています。 
今年もモリアオガエルが産卵する最盛期にニホンザルが食卵に来るかと期待したのですけど、外れました。 
機材トラブルで撮り漏らした期間が若干あるので、また来年に持ち越しです。 
初めから2台以上のトレイルカメラを設置して、池の両岸を狙うべきでした。 

しかし、予想外の野生動物が撮れるのがトレイルカメラの醍醐味です。 
実は、別の哺乳類がモリアオガエルの泡巣を食べに来ていました。(映像公開予定)

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