2025/06/26

ナワシロイチゴの花蜜を吸うコマルハナバチの雄蜂♂【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2024年6月上旬・午前11:20頃・晴れ 

山麓の道端に咲いたナワシロイチゴコマルハナバチBombus ardens)の雄蜂♂がせわしなく訪花していました。 
口吻を伸ばして吸蜜しています。
この組み合わせは初見です。 

私のフィールドでこの時期に見かけるきれいな黄色(レモン色)のマルハナバチは、コマルハナバチ♂と決まっています。 
腹部は明るい黄色と黒の横縞模様ですが、腹端(特に腹面)の体毛だけ茶褐色です。 
コマルハナバチ(Bombus ardens)は、日本産マルハナバチの中で最も早く雄蜂♂が羽化する種類です。 

この個体は雄蜂♂なので、花粉を集めることはありませんし、後脚に花粉籠はありません。 
雄蜂♂に毒針はありませんから、怖がる必要はありません。 
複数個体を撮影しました。 

ナワシロイチゴの花から飛び立つ瞬間を狙って、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:45〜)

2025/06/25

アナグマの空き巣を鳴きながらうろつき、巣穴の内見と匂い付けするホンドタヌキ♀♂【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年6月上旬 

シーン0:5/30・午前10:57・晴れ・気温29℃(@0:00〜) 
シーン0:5/30・午前11:27・晴れ・気温30℃(@0:04〜) 
明るい日中に平地の二次林でたまたま撮れた現場の様子です。 
死んだニホンアナグマの旧営巣地(セット)を2台のトレイルカメラで見張っています。 


シーン1:6/6・午後21:13・気温17℃(@0:07〜) 
晩に♀♂ペアと思われる2頭のホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が一緒に来ていました。 
先頭個体♀が巣口Lを点検してから身震いしました。 
その間、後続個体♂が巣穴Rに顔を突っ込んで内検しています。 
♂が巣外に出て左へ向かい、巣口Lで♀と合流しました。 

耳を澄ませると、タヌキが小声でクゥーン♪と甲高く鳴く声が何度も聞こえます。 


シーン2:6/6・午後21:12・気温16℃(@0:24〜) 
別アングルでの監視カメラで続きが撮れていました。 
タヌキの♀♂ペアが左から相次いで来ました。 
まず先頭個体♀が匂いを嗅いでから入巣L。 
次に後続個体♂が巣口Lの左手前のマルバゴマギ灌木の根元に生えた下草に通りすがりに排尿マーキングしました。 
右後脚を上げて小便したので♂と判明。 
匂い付けしてから♀に続いて入巣L。 
何度もクゥーン♪と甲高く鳴いていました。 



シーン2:6/6・午後21:14・(@0:40〜) 
約1分後にタヌキの♀♂ペアが巣穴Lから外に出てきていました。 
身震いしてから2頭が連れ立って獣道を左へ戻ります。 

何度もクゥーン♪と鳴きながら、セットをうろつき、ようやく左奥へ立ち去りました。 


シーン3:6/6・午後21:14・(@1:29〜) 
別アングルの監視カメラの映像に戻ります。 
タヌキ♀が巣口Rを点検中に、パートナーの♂が巣口Rに自生するマルバゴマギ灌木の根元に排尿マーキングしていました。 
♂も巣口Rの匂いを嗅いで点検している間に、先行する♀がさっさと左へ立ち去ってしまいます。 


※ タヌキの鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


【考察】 
セットをうろつきながらタヌキは何度もクゥーン♪と甲高く鳴いていますが、口を動かさないので、♀♂どちらの個体が発しているのか見分けられませんでした。 
繁殖期(交尾期)の過ぎた初夏にもタヌキが頻繁に鳴くとは知りませんでした。 
この鳴き声には一体どういう意味があるのでしょう? 

6月上旬という時期は、ホンドタヌキが出産するにはやや遅いらしいのですが、このペアは出産する巣穴を探しているのですかね? 
それとも、今季産まれた幼獣を連れて引っ越してくる巣穴を物色しているのかもしれません。 
最近ではニホンアナグマもこの旧営巣地に出没するようになったので、小便で匂い付けして縄張りを宣言することを忘れません。

巣穴Lの奥には「いざりタヌキ」の餓死した死骸が転がっていると予想しているのですが、他のタヌキが出入りするようになったので、どうやら腐敗が収まったようです。 



果樹園で狩りを試みるも失敗続きのノスリ(野鳥)

 

2024年5月下旬・午後16:00頃・晴れ 

リンゴを栽培している山麓の果樹園の手前が原っぱ(草地)になっています。 
その原っぱに立つ電柱の天辺にノスリButeo japonicus)が止まっていました。 
奥のリンゴ園では農夫が果樹の剪定作業をしていたのですが、ノスリもヒトもお互い気にしていません。 

ノスリの顔の周囲で小さな黒い虫がまとわりつくように飛び回っているのは、眼球の水分に誘引されたメマトイのようです。 
ノスリは嫌がって顔を激しく振り、しつこいメマトイを追い払おうとしています。 

急にノスリが手前に向かって飛び立ちました。 
(手前の車道をちょうど車が通り過ぎたタイミングで飛び立ちました。) 
てっきりカメラで撮影する私に対して威嚇しに来たのかと思いきや、原っぱをかすめるように一瞬だけ舞い降りて、そのまま右に飛び続けました。

ノスリの行方を一瞬見失ったのですが、近くに立つ物置小屋のトタン屋根の端に止まり直していました。 
どうやら原っぱで獲物を狩るのに失敗したようです。 
ノスリは新しい止まり場から体をねじって原っぱを見下ろし、獲物を待ち伏せしています。 
しばらくすると、ようやくトタン屋根の上でしっかり左に向き直り、眼光鋭く原っぱを見つめています。 
よほど魅力的な(気になる)獲物が原っぱに隠れているのでしょう。 

しばらくすると、遂にノスリは左下の原っぱに再び飛び降りました。 
こんな至近距離で狩りが見れるなんて千載一遇のチャンスです。 
興奮を抑えつつ流し撮りしたのに、こんなときに限って手前の車道を車が連続して通り過ぎるので、狩りの決定的瞬間をしっかり撮れませんでした。 
撮影を邪魔された私は思わず舌打ちしそうになりましたが、もしかすると車が通過する度に驚いた獲物が原っぱで逃げ出し、それをノスリが待ち伏せしていたのかもしれません。 
あるいは逆に、ノスリに狙われていることを知った獲物が草むらに隠れつつノスリとの我慢比べになっていたのかもしれません(下手に動いたら殺られる)。
つまり、車が通りかかった瞬間にノスリが気を取られて集中力が削がれ、その隙を逃さずに獲物が全力で逃げ出したのかもしれません。

原っぱに着地したノスリは、脚の脛を覆う羽毛が厚く、脚がとても太く見えます。 
どうやら今回も獲物を捕り損ねたようで、ノスリは足元を凝視しています。 

諦めたノスリは右奥へ羽ばたきながら低空で飛び去りました。 
このとき鉤爪に獲物は掴んでいませんでした。 
元の止まり場(物置小屋の屋根や電柱)には戻らず、どこかに飛び去ってしまいました。 
飛び去る際に、奥のリンゴ園の手前に張り巡らされた電気柵にノスリが突っ込むのではないかとヒヤヒヤしたのですが、無事に回避して感電事故を免れました。 (※ 追記参照)

高所で待ち伏せするノスリが獲物に襲いかかる瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@2:17〜) 
これほど至近距離から襲撃シーンを撮れて感動しました。 

二回連続で狩りに失敗したということは、経験の浅い幼鳥・若鳥なのでしょうか?
私はノスリで成鳥と幼鳥の見分け方を知らなかったのですが、この機会に調べてみました。
すると意外にも、この個体は成鳥でした。
虹彩が暗褐色で、蝋膜ろうまく(嘴の基部)が明瞭な黄色、羽衣のコントラストがしっかりしていることなどが根拠です。

【参考サイト】ノスリで妄想してみたこと・・・ by medaichiのブログ:大阪南港野鳥園ウェブサイト管理人室


原っぱでノスリが狙っていた獲物の正体が最後まで分かりませんでした。
野ネズミが昼間から活動していたのか、それともカエルや昆虫だったのかもしれません。


※【追記】
この時期はまだリンゴ園の電気柵に通電していないかもしれません。

私は電気柵の仕組みを誤解していたのですが、飛んでいる鳥が電気柵にたとえ引っかかったとしても、電線に触れたまま着地しない限りは(空中にいる間は)感電しないのだそうです。
つまり接地した足と電線との間に回路ができないと、電流が流れません。
私は鳥獣の足が地面に着いていなくても、平行に張られた電線の複数に同時に触れていれば感電するものだと勘違いしていました。


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