2024/08/29

晩秋に夜の山林を飛ぶコウモリ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年11月上旬 

シーン0:10/30・午後13:14(@0:00〜) 
明るい昼間にたまたまフルカラーで撮れた現場の状況です。 
山林でカラマツの根元の窪みにクリ堅果を並べて置いて、それを持ち去りに来る野ネズミをトレイルカメラで見張っています。 
今回は副産物で撮れた映像です。 


シーン1:11/3・午後17:48(@0:04〜)日の入り時刻は午後16:42 
すっかり日も暮れた晩に、コウモリが左から右へ高速で横切りました。 
その後、餌場付近の林床を黒い虫が徘徊し、画面の上から造網性クモが懸垂下降で登場しました。 
夜蛾も素早く飛び回っています。 
晩秋の夜でも虫たちがまだ冬眠せずに活動していることが分かります。 
それを狙って夜行性のコウモリも活動しているのです。 


シーン2:11/5・午後21:03(@0:37〜) 
2日後の晩にもコウモリが飛来しました。 
斜面の上を左から右へ横切りました。 


コウモリの素早い飛翔シーンを1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:47〜) 
旧機種のトレイルカメラは動画のフレームレートが15fpsしかないために、動きの早い動物を撮るには物足りません。 


つづく→

アナグマの溜め糞場で虫を捕食し、付近の落ち葉をめくって虫を探すシロハラ【冬の野鳥:トレイルカメラ】

 

2023年11月上旬 

平地のスギ防風林でニホンアナグマMeles anakuma)専用の溜め糞場stmpを監視するトレイルカメラに写ったシロハラTurdus pallidus)の採食行動をまとめました。 

シーン0:10/27・午後13:40(@0:00〜) 
明るい日中にたまたまフルカラーで撮れた現場の様子です。 
画面の左上隅に風倒木の切株が朽ち果てています。 
その手前の溝に、古い手押し車のフレームが錆びたまま放置されています。 
ここにアナグマ専用の溜め糞場stmpがあり、黒い下痢便が溜まっています。 
杉防風林の林床にはスギの落ち葉が堆積しているだけでなく、広葉樹の落ち葉もあちこちに散乱しています。 


シーン1:11/1・午前8:37(@0:04〜) 
シロハラと思われる地味な鳥がアナグマの溜め糞を啄んでいました。 
食糞しているのではなく、そこに集まる虫を捕食しているのでしょう。 
そのままスギ林床に移動すると、嘴で落ち葉をめくり始めました。 
次は画面の左上で切株をつついて虫を捕っています。 


シーン2:11/1・午前9:21(@0:56〜) 
シロハラがアナグマの溜め糞場stmpに居座り、黒い泥状の溜め糞を何度もつついて虫を捕食していました。 
1.5倍に拡大した映像でご覧ください。 
その後に等倍速でリプレイ。(@1:56〜) 


シーン3:11/1・午前9:26(@2:57〜) 
シロハラがペアで(2羽)登場しました。 
飛来して左のスギ落枝に止まった個体aがホッピングでアナグマの溜め糞stmpに近づき、虫を探しています。 
その間に別個体bが右上で落ち葉めくりをして隠れている虫を探しています。 


シーン4:11/1・午前9:31(@3:38〜) 
シロハラが単独でアナグマの溜め糞場stmpから切株を通って林床を移動していきます。 
目の前を素早く飛び回るハエを目で追ったものの、フライングキャッチしませんでした。 


シーン5:11/1・午前9:52(@4:09〜) 
シロハラが再びアナグマの溜め糞場stmpに戻ってきていました。 
しばらく虫を啄んでから飛び去りました。 
1.5倍に拡大した映像でご覧ください。 
その後に等倍速でリプレイ。(@4:44〜) 


シーン6:11/1・午前9:52(@5:20〜) 
スギ林床の落ち葉を嘴で素早くめくって、裏に潜む虫を捕食しています。 


シーン7:11/2・午前9:58(@5:53〜) 
翌日も同じ時間帯(午前中)にシロハラがペアで登場し、採食していました。 
1羽は切株の根本で落ち葉めくりをしています。 
もう1羽は、アナグマの溜め糞場stmpで虫を探していました。 

急に2羽が飛び上がりました。(@6:10〜) 
まずは1/3倍速のスローモーションでご覧ください。 
その後に等倍速でリプレイ。(@6:33〜) 
それまで仲良く採餌していたシロハラのペアが餌場で小競り合いする理由が分かりません。 飛来したハエを空中で捕食しようと、1羽のシロハラが反射的にフライングキャッチを試みたのかもしれません。 
その後も何事もなかったかのように、2羽が各々で採食を続け、最後は飛び去りました。 


シーン8:11/2・午前10:03(@7:09〜) 
左上の落枝に止まっていた鳥が飛び去りました。 


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 


【考察】 
冬鳥のシロハラが渡来したようです。 
上から見下ろすアングルでは、肝心の腹面がよく見えません。
この地点でシロハラの採食行動が撮れたのは初めてです。 
溜め糞場での虫取りと、落ち葉めくりによる虫取り、という2つの採食行動は連続していて分離できません。 

実はこの画面内のスギ林床には野ネズミの巣穴があり、その巣口は落ち葉で頻繁に偽装隠蔽されています。
昼間にシロハラなどの野鳥が落ち葉めくりをするために撹乱され、夜になると野ネズミが再び巣口の偽装工作をやり直さないといけないのかもしれません。




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2024/08/28

晩秋に丸々と太ったニホンアナグマの幼獣同士が未明の営巣地で格闘遊び【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年11月上旬

シーン1:11/8・午前3:34・気温11℃(@0:00〜) 
平地の二次林にあるニホンアナグマMeles anakuma)の営巣地(セット)で、未明に2頭のアナグマa,bが頭を突き合わせるように向き合っていました。 
本格的な兄弟喧嘩ではなく、格闘遊びではしゃぎ回っているだけでした。 
冬越しに備えて丸々と肥えていますが、おそらく幼獣なのでしょう。(天高く穴熊肥ゆる秋)

1頭aが巣穴Rに入ると、3頭目cが右から登場しました。 
セットで対峙したb,cは突進してすれ違い、軽い格闘遊びが勃発しました。 
すぐに休戦して近寄ると、互いに肛門の匂いを嗅ぎ、相互毛繕いを始めました。 
入巣Rする個体bの肛門の匂いを、巣外に最後まで残った個体cが嗅いでいます。 
アナグマは肛門腺や臭腺で匂い付けしたり互いに個体識別していると考えられています。 
嗅覚によるコミュニケーションは、巣穴の中や夜の森など暗闇でこそ有効になります。
この点はアリと共通していて、興味深い収斂進化です。

行動がいかにも幼いので、今年ここで生まれた幼獣4頭のうちの3頭が大きく育ったのでしょう。 
観察歴の浅い私には、もはや外見で成獣との区別が付きません。 
母親♀は赤外線の暗視映像で見たときに左右の目の大きさが異なる(右目<左目)という分かりやすい特徴があるのですが、今回登場したアナグマは全て目の大きさが同じでした。
これから幼獣が格闘遊びや追いかけっこ遊びをしなくなったら、いよいよ私には成獣と見分けられなくなるでしょう。 


シーン2:11/8・午前3:40(@1:00〜) 
小雨が降っています。 
奥の二次林内で2頭のアナグマ(幼獣)が採餌しています。 
しばらくすると、画面の左下隅から別個体(3頭目)がノソノソと歩いて登場しました。(@1:45〜) 
セットで2頭が向かい合って対峙すると、軽い格闘遊びが勃発しました。 
深刻な縄張り争いではなさそうです。 


シーン3:11/8・午前3:40(@2:00〜) 
別アングルで設置した監視カメラの映像に切り替えます。 
強い秋風が吹き荒れ、カメラを固定したミズキ立木が大きく揺れています。 
2頭の幼獣による格闘遊びが繰り広げられていますが、その間に鳴き声は聞き取れませんでした。 

左の死角に移動しても、踏まれた落枝が動くことで、アナグマの動きを推測できます。 
最後は左から来た1頭のアナグマが、獣道を辿って右へ向かいました。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 
※ 鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


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