2024/08/26

毎晩採餌に出かける前に巣口の横で念入りに毛繕いする晩秋の野ネズミ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年11月上旬 

平地のスギ防風林にあるニホンアナグマMeles anakuma)専用の溜め糞場stmpを自動センサーカメラで見張っています。 
スギ林床で営巣する野ネズミ(ノネズミ)が毛繕いするシーンをまとめました。 

シーン1:11/3・午後17:31(@0:00〜) 
巣口のすぐ近くの林床で野ネズミが立ち止まり、ひたすら毛繕いしています。 
前脚を忙しなく擦り合わせているようです。 


シーン2:11/4・午後17:20(@1:02〜) 
前日と全く同じ地点で毛繕いしています。 
前脚を擦り合わせ、顔を拭いました。 

シーン1および2は、動画編集時に1.5倍に拡大してあります。 


シーン3:11/5・午後14:14(@2:02〜) 
明るい時間帯にたまたま撮れた現場の状況です。 
シーン3以降は、拡大するのを止めて、オリジナルの映像でお届けします。 


シーン4:11/5・午後17:19(@2:06〜)日の入り時刻は午後16:40 
出巣直後だと思うのですが、いつもの場所(巣口の近く)で日課の毛繕いをしています。 
ときどき身震いもしています。 


シーン5:11/6・午後17:23(@3:06〜) 
翌日もほぼ同じ時刻に同じ地点で、同一個体?が毛繕いをしていました。 
毛皮を掻きむしっています。 


シーン6:11/7・午前0:39(@4:06〜) 
珍しく日付が変わった深夜にも、外出する前に、巣口の横のお気に入りの地点で毛繕いをしています。 


【考察】 
野ネズミは夜行性なので、昼間は巣穴で寝て休みます。 
日没後の晩に活動を始めると、まず巣口の外で念入りに身繕いするのが日課(イブニング・ルーチン)のようです。 
化粧を済ませると餌を探し求めて探索を始めるはずですが、いつも録画が途中で打ち切られてしまっていて、探餌徘徊に移行するシーンが撮れていません。 

晩秋になって見られるようになった新規の行動なので、気温の低下と関係がありそうです。 
シバリングや乾布摩擦のように前脚で体をこすって、体温を積極的に上げているのかもしれない、と思いつきました。 
動画撮影時の気温を取得できていないのが残念です。 
サーモグラフィカメラで動画を撮ったら確かめられるかもしれません。 

林床の一箇所に毎晩長時間留まっていると、夜行性の天敵(フクロウやテン、イタチ、キツネなど)に捕食されるリスクがあるのではないかと心配になります。
いざとなれば近くの巣口に素早く飛び込めるという自信があるのでしょう。 
巣口には落ち葉を被せて隠蔽偽装されています。 



ホトトギスの花で吸蜜ホバリングするヒメクロホウジャク(蛾)

 

2023年11月上旬・午後15:40頃・晴れ(日の入り時刻は午後16:41) 

堤防路の花壇に咲いたホトトギスの群落で夕方にヒメクロホウジャクMacroglossum bombylans)が訪花していました。 
激しく羽ばたいてホバリングしながら口吻を器用に伸ばして距に差し込み、花蜜を吸っています。 
花壇でホトトギスと一緒に咲いていたシュウメイギクの花には見向きもしませんでした。 
(動画のサムネイルでは、まるでピンクのシュウメイギクに訪花しているように見えますが、実際は吸蜜していません。)
1種類の花を好んで訪れる習性は、定花性と呼ばれます。



ヒメクロホウジャクの吸蜜ホバリングを1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:16〜)

ホトトギスの花の全景

2024/08/25

ニホンカモシカがクリの給餌場を素通り【トレイルカメラ】

 



2023年11月上旬・午後17:00頃(日の入り時刻は午後16:41) 

カラマツの木の根元にクリの堅果を並べて置いた給餌場を監視していると、日没後の夕暮れにニホンカモシカCapricornis crispus)が登場しました。
山腹の斜面をトラバースするように右から来たようで、トレイルカメラの前で佇んでいます。 
監視カメラをローアングルで設置したので、カモシカの前脚の一部と胸辺りしか写っていません。 
肝心の頭部が写っていないのですが、立木で角を研いだり、眼下腺を立木の幹に擦り付けるマーキングをしたりしなかったようです。 
やがて左へゆっくり歩き去りました。 

カモシカは木の実(堅果)を食べないので、給餌場に全く興味を示さないのは当然です。 
液果ならたまに食べるのではないか?という気がするのですけど、どうなのでしょう?(私は見たことがありません)


つづく→

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