2024/08/25

ドングリを運んであちこちに隠す秋のカケス:その3【野鳥:トレイルカメラ】再貯食

 



2023年11月上旬・午前9:55頃・晴れ・気温16℃ 

平地の二次林でニホンアナグマMeles anakuma)の巣口Lのすぐ横の地面にカケスGarrulus glandarius)が降り立っていました。 
嘴にドングリは咥えてはいません。 
地面の特定の地点を執拗につついています。 
採食行動かと初めは思ったのですが、1.5倍に拡大した上でリプレイしてみると(@1:00〜)、1箇所に複数の餌を隠し直していました。 
貯食物には木の実(ドングリ?)だけでなくミミズのような細長い虫の死骸も含まれていました。 
(隠蔽工作の行動がそのように見えただけかもしれません。)

右に移動すると、そこでも林床に餌を貯食し直しています。 
隠した餌が無事であることをときどき確かめに来るようです。

賢いカケスはリスクヘッジのために、ドングリを1個ずつ別の地点に貯食すると思っていたのですが、複数の餌を同じ地点に隠すことがあると知って意外でした。 
膨大な数の隠し場所を記憶するのは、やはり大変なのかもしれません。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


つづく→


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2024/08/24

虫捕りに来たホンドタヌキを営巣地から追い払うニホンアナグマ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年11月上旬・午後17:05頃・気温15℃(日の入り時刻は午後16:40) 

日没後に2頭のホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が連れ立ってニホンアナグマMeles anakuma)の営巣地(セット)にやって来ました。 
林床に積もった落ち葉を踏みしめる足音を忍ばせながら、1頭のタヌキがアナグマの巣口Rの横を通り過ぎました。
しばらくすると(約15秒後)、アナグマが巣穴Rの奥から顔だけ覗かせて外の様子をうかがいました。 
このアナグマは左右の目の大きさが均等なので、ここで出産・育仔した母親♀ではない別個体です。 

その間に、もう1頭のタヌキは、別の巣穴L付近で何か小さな虫を捕食しようとしています。 
おそらく穴居性のカマドウマ幼虫だと思うのですが、アナグマの巣穴に居候している虫の大群がいて、それを狩ろうと様々な鳥獣が繰り返しやって来るのです。 (千客万来)
ここで虫がよく捕れることを学習した結果、採餌のためにタヌキが毎日巡回するルートにアナグマの巣口が含まれているのです。 

録画が一旦打ち切られ、次にトレイルカメラが起動したときには、巣口Lにタヌキの姿はなく、常緑のヒメアオキ群落の奥で右往左往していました。 
アナグマが巣穴Rから飛び出してきて、不届きな侵入者(タヌキ)を追い払ったようです。 
巣穴の主である丸々と太ったアナグマは、逃げた侵入者を深追いしたり吠えたりすることなく、静かに巣口Lでタヌキの残り香を嗅いでいました。 
これは赤外線カメラによる暗視映像で、暗闇で繰り広げられている事件だということを思い出してください。 

※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


【考察】
夏の間、この営巣地は長らくアナグマが不在でした
アナグマの空き巣に近所のタヌキが日夜やって来ては、巣口を点検したり虫を捕ったりしていました。
秋が深まると、越冬のためにアナグマが再び巣穴に住み着くようになったようです。

隣近所に住むホンドタヌキとニホンアナグマが営巣地でニアミスするシーンを録画できたのは、これが初めてかもしれません。 
図々しくセットに侵入したタヌキをアナグマが撃退する決定的瞬間を撮り損ねたのは残念です。 





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セイタカアワダチソウの花で採餌するオオマルハナバチ♀

 

2023年11月上旬・午後14:55頃・くもり 

平地の道端の側溝沿いに咲いたセイタカアワダチソウの小群落で オオマルハナバチ♀(Bombus hypocrita)が訪花していました。 
意外にもこの組み合わせは初見です。 
黒い口吻を伸ばして吸蜜しています。 
後脚の花粉籠は空荷でした。 
晩秋に見かけた大型の個体なので、ワーカー♀ではなく新女王かもしれません。 



カメラのレンズを近づけて接写しても蜂は逃げませんでした。 
秋風が吹いたり、背後の車道をバイクや車が通りかかったりすると、風揺れに悩まされます。 
風揺れを抑えるために、セイタカアワダチソウの花穂を左手で押さえながら接写することにしました。 
手を離した花穂が激しく揺れても、オオマルハナバチ♀は花穂から振り落とされないようにしっかりしがみついています。 

たまにあるのですが、現場は平地なのに、山地性のオオマルハナバチが訪花していたのは不思議です。 
 (平地性のクロマルハナバチの姿をなぜか見かけませんでした。) 
逆に、山間部で営巣するクロマルハナバチのコロニーを観察したこともあります。
標高に応じて2種がそれぞれ自発的に棲み分けしているのではなく、競合する近縁種が互いに排除し合った結果として棲み分け分布している気がします。
(ライバル種の勢力が落ちると、それに乗じて生息地がダイナミックに広がるイメージ) 

余談ですが、今年はセイタカアワダチソウの草丈が低く、この群落でも目測で約1mしかありません。 
これでは「背高アワダチソウ」の名が廃ります。 
この夏の酷暑のせいで矮小化したのではないか?と勝手に推測しています(高温障害)。 

蜂がなかなか飛び立ってくれないので、衰弱して飛べない個体なのか?と心配になってきました。 



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