2023年11月上旬・午後14:55頃・くもり
平地の道端の側溝沿いに咲いたセイタカアワダチソウの小群落で
オオマルハナバチ♀(Bombus hypocrita)が訪花していました。
意外にもこの組み合わせは初見です。
黒い口吻を伸ばして吸蜜しています。
後脚の花粉籠は空荷でした。
晩秋に見かけた大型の個体なので、ワーカー♀ではなく新女王かもしれません。
関連記事(9年前の撮影)▶ オオアワダチソウの花で採餌するオオマルハナバチ♀
カメラのレンズを近づけて接写しても蜂は逃げませんでした。
秋風が吹いたり、背後の車道をバイクや車が通りかかったりすると、風揺れに悩まされます。
風揺れを抑えるために、セイタカアワダチソウの花穂を左手で押さえながら接写することにしました。
手を離した花穂が激しく揺れても、オオマルハナバチ♀は花穂から振り落とされないようにしっかりしがみついています。
たまにあるのですが、現場は平地なのに、山地性のオオマルハナバチが訪花していたのは不思議です。
(平地性のクロマルハナバチの姿をなぜか見かけませんでした。)
逆に、山間部で営巣するクロマルハナバチのコロニーを観察したこともあります。
標高に応じて2種がそれぞれ自発的に棲み分けしているのではなく、競合する近縁種が互いに排除し合った結果として棲み分け分布している気がします。
(ライバル種の勢力が落ちると、それに乗じて生息地がダイナミックに広がるイメージ)
余談ですが、今年はセイタカアワダチソウの草丈が低く、この群落でも目測で約1mしかありません。
これでは「背高アワダチソウ」の名が廃ります。
この夏の酷暑のせいで矮小化したのではないか?と勝手に推測しています(高温障害)。
蜂がなかなか飛び立ってくれないので、衰弱して飛べない個体なのか?と心配になってきました。
つづく→ オオマルハナバチ♀の脚上げ威嚇反応
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