2023/11/02

ニホンアナグマの巣穴をこっそり調べるホンドタヌキ♀♂【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2023年4月中旬 

二次林の林床にニホンアナグマMeles anakuma)が掘った2つの巣穴を自動センサーカメラで見張っていると、ホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が写りました。 

シーン1:4/11・午後18:22・(@0:00〜) 
日の入り時刻は18:13。 
日没直後の薄暗い林床を2頭のタヌキがこっそり歩き回っています。 
おそらく行動を共にしている♀♂つがいなのでしょう。 
地面の匂いを慎重に嗅ぎ回り、巣穴Rを覗き込むものの、中には決して入ろうとしません。 


シーン2:4/16・午後18:36・(@1:00〜) 
トレイルカメラの設置アングルを変更しています。
5日後にも日没直後にタヌキの♀♂ペアがアナグマのセット(営巣地)に現れました。 
日の入り時刻は午後18:18。 

手前の巣穴Rをしげしげと覗き込み、中に居るアナグマの気配を伺っているようです。 
別個体が奥にある巣穴Lから出てきたように見えますが、出巣したのではなく通りすがりに奥の巣口Lを軽く物色しただけと後々分かりました。 

「同じ穴のむじな」と言われるように、タヌキとアナグマは同居することがたまにあるそうです(都市伝説?)。 
トレイルカメラで撮影を続けると、この巣穴LRはあくまでもアナグマのもので、近所に住むタヌキが通りすがりに興味津々で訪れることが後々分かってきます。 

巣穴の主であるアナグマは、外敵(不審者)が巣口に近寄っただけでは中から飛び出してきて撃退することはないようです。 
あくまでも籠城による専守防衛(穴熊戦術)なのでしょう。
同じ生息地や溜め糞場を共有する2種の食肉目哺乳類は、互いの存在を意識しているはずですが、アナグマ対タヌキの直接対決どころか、ニアミスも今まで一度も撮れたことがありません。 
互いに避けて暮らしているのでしょう。

夜の町を走る救急車のサイレン♪が遠くから聞こえます。 
飼い犬はよく救急車のサイレンを聞くと遠吠えを始めますが、同じイヌ科でもタヌキは無反応でした。 




アナグマの巣穴付近で落ち葉をめくって虫を探すシロハラ♀【冬の野鳥:トレイルカメラ】

 

2023年4月中旬 

二次林でアナグマの巣穴を監視する自動センサーカメラに野鳥が写っていました。 

シーン1:4/10・午後16:28・晴れ(@0:00〜) 
前日の晴れた午後にたまたま撮れた現場の様子です。 


シーン2:4/11・午前5:30(@0:05〜) 日の出時刻は午前5:08
画面の赤丸に注目。 
アナグマの巣口Rの上に被さるように伸びた細い灌木(木性の蔓?)に、早朝から地味な鳥が1羽止まっていました。 
止まり木で辺りをキョロキョロと見回し安全を確認してから、右下の地面に飛び降りました。 
朝の採食行動を始めたようです。 
(なぜか動画編集に失敗してしまい、鳥が画角外に消えた不要部分がカットされず、しばらく暗転が続きます。) 
画角内に戻って来ると、巣穴R付近で落ち葉を嘴で素早く跳ね上げて、隠れている虫を探しています。 
この鳥はシロハラ♀(Turdus pallidus)ですかね? 
せっかく興味深い採餌(虫取り)行動なのに、残念ながら1分間の録画設定時間が切れてしまいました。

シロハラは冬鳥のはずですが、未だ北方の繁殖地に渡去しないで居残っている個体なのでしょう。 
あるいは渡りの途中で立ち寄っただけかもしれません。
『やまがた野鳥図鑑』p160によれば、シロハラは4月上旬まで見れるとのこと。 

2023/11/01

雨夜に2つの巣穴に出入りするニホンアナグマ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年4月中旬

トレイルカメラの設置場所を変更してみました。 
 ニホンアナグマMeles anakuma) が営巣するセットの周囲には細い落葉灌木が何本も生えているために、2つの巣穴を同時に狙うアングルを確保するのは大変です。 
巣穴Rが手前にあります。
奥にある巣穴Lは藪(落葉灌木)の陰に隠れてよく見えません。

シーン1:4/17・午前3:03(@0:00〜) 
雨が降る未明にアナグマが奥の巣口Lを覗き込んでいました。 
一旦左に回り込み、巣穴Lに入りました。 
これで、奥の巣穴Lもアナグマがしっかり利用していることが判明しました。 
手前の巣穴Rと内部でつながっていると思うのですが、トンネルの構造を確かめる方法がありません。 


シーン2:4/17・午前4:35(@0:29〜) 
約1時間半後、雨足が強くなっていました。 
アナグマが奥の巣穴Lの周囲をうろつき、立ち止まるとブルルルと身震いして、濡れた毛皮の水気を切りました。 
左からセットを回り込むと、手前の巣穴Rに入りました。 

2回とも性別をしっかり見分けられませんでしたが、セットに堂々と入巣したということは、巣穴の主である♀またはヘルパー♂(前の年に生まれた若い♂)と思われます。 
出巣した瞬間を撮り損ねたと考えるのが自然でしょう。
雨が降る夜は大好物のミミズがよく取れるはずなのに(うろ覚え)、アナグマはどうして採食に出かけないのでしょう?
巣内には生まれたばかりの赤ん坊が居るはずなので、その世話が大変なのかもしれません。
遠出しなくても、営巣地の見回り(散歩)を欠かさないようです。


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 

これから初夏にかけて灌木の葉が生い茂ると、アナグマの巣穴は入り組んだ藪の中にすっかり隠れてしまうのでしょうか。
撮影のために邪魔な灌木を少し切りたくなりますが、迷います。 
子育て中のアナグマ♀がセット周辺の変化(撹乱)に気づくとストレスに感じてしまって引っ越してしまう可能性があるからです。 
私有地の森なら、もちろん無断で木を切ってはいけません。 



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