2023/10/03

早春の雪山で溜め糞場を素通りするニホンカモシカ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年3月下旬 
雪山で見つけたカモシカの溜め糞場srを自動撮影カメラで監視していると、遂にニホンカモシカCapricornis crispus)が写りました。 

シーン1:3/22・午後12:42・気温19℃(@0:00〜) 
明るい昼間に偶然撮れた現場の様子です。 
スギ大木の根元付近に落葉落枝と混じってカモシカの溜め糞が残雪上に散乱しています。 


シーン2:3/25・午後22:36・気温2℃(@0:05〜) 
画面の手前からやって来たカモシカは、溜め糞場srを素通りするとスギ大木の下で立ち止まりました。 
幹の匂いを嗅いだだけで眼下腺マーキングをしませんでした。 
ちなみに、スギ幹の右隣にまっすぐ伸びた細い木は木質化したフジ蔓です。
その後ニホンカモシカは山腹の残雪を横切って雪崩谷の方へ(右へ)トボトボと歩いて行きます。 

今回の個体は便意を催さなかったのでしょうか? 
溜め糞場srの匂いも嗅ぎませんでした。



オオイヌノフグリの花蜜を吸う越冬明けのキタテハ秋型

 

2023年3月下旬・午前11:45頃・晴れ 

雪が溶けた川原の土手は枯れ草に覆われ、オオイヌノフグリの群落だけが青々としています。
早春にいち早く咲いたオオイヌノフグリの大群落で秋型のキタテハPolygonia c-aureum)が訪花していました。 
翅を広げて日光浴しながら吸蜜しています。 
そのままオオイヌノフグリの花畑を歩き回り、次々に吸蜜します。 

越冬明けなのに、翅に破損が無いきれいな個体でした。 
後翅の黒斑の中に散りばめられている水色の小さな点がオオイヌノフグリの花の色とマッチしていてきれいです。
ときどき翅を閉じると春風に翅が煽られそうになりますが、翅裏に目立つC文字も見えました。 

2023/10/02

遊歩道の溜め糞場で2回排尿マーキングするホンドタヌキ♀【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年3月下旬・午後22:35 

スギ植林地を通る遊歩道に残された溜め糞場opを自動撮影カメラで監視しています。 
ある晩、ホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が単独で画面の下から登場。 
斜面を歩いて登る途中で立ち止まり、腰を屈めました。(@0:01〜) 
後ろ向きの映像ですけど、おそらく♀が尿で縄張りをマーキングしたのでしょう。 
♂なら排尿の際に片足を上げたはずです。 
つまり排尿姿勢でタヌキの性別を見分けられるのです。

次に遊歩道まで登ると、そこにある溜め糞opでも横向きで排尿マーキングしました。 (@0:14〜)
縄張りをマーキングするために、タヌキは自由自在に少量ずつ排尿できるようです。
今は繁殖期ですから、次に通りかかる♂は♀の小便の匂いを嗅いで発情の状態をチェックするのかもしれません。 




今回の♀個体は便意を催さなかったらしく、遊歩道を左に下りて行きました。 



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