2023/09/20

笹薮の溜め糞場でホンドタヌキの♀♂ペアとよそ者タヌキが出会うと…【トレイルカメラ】

 



2023年3月中旬・午前5:36頃・気温-2℃(日の出時刻は午前5:47) 

笹薮に囲まれた河畔林の溜め糞場rpに早朝からホンドタヌキNyctereutes viverrinus)aが排便に来ていました。 
珍しく東を向いて脱糞中です。 
日の出直前の河畔林はもうだいぶ明るく、トレイルカメラは自然光モードで起動しました。

右奥の雪原を別個体bが右からブラブラと歩いてやって来ました。 
少し遅れて左から別個体cが走って右に走って来たので、驚いたbは慌てて右に引き返し逃走。 
縄張り争いで侵入者を追い払ったようですが、タヌキの唸り声や鳴き声は聞き取れませんでした。 
そもそも溜め糞場は複数のタヌキが共有しているので、完全に排他的な縄張りではありません。 
たまたま同じ時刻に溜め糞場rpで鉢合わせしてしまったのでしょう。

溜め糞場rpで排便を済ませた個体aが、奥の残雪上で待っていたcに合流しました。 
しばらく並んで佇み右を眺めてから、ペアは一緒に右へ走り去りました。 
bは、嬉しげに(はしゃぐように)駆け出しました。 
近くの川でカラスが鳴いています♪ 

タヌキは一夫一妻制です。 
aとcが♀♂つがいを形成しており、単独行動のbは縄張り侵入者だったようです。 
あぶれ♂が既婚♀に横恋慕する三角関係だとしたら面白いですけど、もしかするとbはacペアの間に昨年生まれた子供なのかもしれません。 
繁殖期に入り子別れしたのかな?と思ったりするのですが、私の勝手な想像です。
素人目には、深刻な縄張り争いというよりも、タヌキの幼獣同士がふざけてやる追いかけっこ遊びにも似ていました。 

※ 鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 



早春の餌場上空で旋回飛翔しながら脱糞するコハクチョウ(冬の野鳥)

 

2023年3月下旬・午前10:50頃・晴れ 

春になって広大な田んぼの雪が溶け始めると、コハクチョウCygnus columbianus bewickii)の大群が採餌のため朝から飛来するようになりました。 
家族単位なのか、小群に別れて続々と飛んできます。 
2羽で飛来したペアに注目して流し撮りしてみました。 
よく晴れた撮影日和で順光ですけど、被写体の白鳥が白飛び気味になってしまいました(露出オーバー)。 

雪解け田んぼの上空をぐるぐると旋回して安全な餌場を探しているようです。 
その途中で1羽が飛びながら白い液状便を撒き散らしました。(@1:02〜) 
脱糞シーンを1.5倍に拡大しながら1/5倍速のスローモーションでリプレイ。 
白鳥の脱糞シーンを見るのは初めてです。

右に左に旋回しながら少しずつ高度を下げたものの、結局は雪田に着陸してくれず、南に飛び去ってしまいました。 
餌場に先客の仲間が居ないと不安なようです。 
もしかすると、しつこくカメラを向ける私を警戒したのかもしれません。

2023/09/19

川の岸辺で寝ているカモに2頭のイエネコが深夜に相次いで忍び寄る【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2023年3月中旬

中州横の川辺に残されたタヌキの溜め糞場wnを監視する自動撮影カメラに、イエネコFelis silvestris catus)が一晩になんと2頭も写っていました。 


シーン1:3/14・午前1:08・(@0:00〜) 
早春の川岸は残雪が溶けてどんどん薄くなり、地面がパッチ状に露出しています。 
深夜にネコが右から登場しました。(赤丸に注目) 
なんとなく三毛猫のように見えますが、モノクロの暗視映像では体色が分かりません。 

倒木を跨ぎ、奥の川辺へ慎重に忍び寄ろうとしています。 
どうやら川の左岸に塒入りしたカモ類(カルガモやマガモなど)を狩ろうとしているようです。 
これまで夜も川の方からときどきカモが鳴き騒ぐ声がするので、それを聞きつけてネコがやって来たのでしょう。 
しかし、ネコが川面を覗き込んでも、寝ているカモ類は居なかったようです。 (逃げられた?)

三毛猫?が振り返ると、両目のタペータムが爛々と光っています。 
赤外線カメラに頼らなくても、暗闇でもよく見えるネコの目が羨ましいです。 

凍結した残雪の上を歩いて戻り始めました。 
雪面の匂いを嗅ぎながら、ゆっくりカメラの方に近づいて来ます。 
左右の肩(首の後ろ)に黒点が目立ちます。 
タヌキの溜め糞場wnの匂いに気づいたようで、頻りに嗅ぎ回っています。(@1:14〜) 
最後は左に(川下へ)立ち去りました。 



雪深い厳冬期にはイエネコはこの河畔林に現れませんでした。
春はネコの発情期ですから、おそらく♀を探し求めて♂が出歩くようになったと考えたくなります。 
しかし三毛猫の♂は極稀なので、空腹の三毛猫♀が狩りモードで探餌徘徊していたのでしょう。 
河畔林の林床には獲物となる野ネズミも出没しているはずです。 


シーン2:3/14・午前5:00・(@1:40〜) 
3時間50分後の未明に、左から別個体のネコbが現れました。 
体の斑紋から明らかに先程の三毛猫とは異なる個体と分かります。 
タヌキの溜め糞場wnを迂回しながら右へ歩いて行きます。 

6分30秒後に、奥の川辺りを右から戻って来ました。(赤丸@1:56〜) 
忍び足で水際に近寄ると、少し背伸びして下の川面を覗き込みました。
川面や中州の様子を窺っています。 
左岸に集まって寝ているカモ類の集団塒を襲う気満々です。 

夜行性のイエネコが野外で狩りをする瞬間がトレイルカメラで撮れたら最高です。 
しかし、獲物の近くまで首尾よく忍び寄ったところで、冷たい雪解け水の川に飛び込んでカモを狩る気が本当にあるのでしょうか? 
野生のイリオモテヤマネコやツシマヤマネコとは異なり、日本の飼い猫は水を嫌いますから、まさか本気でカモを狩るつもりはないでしょう。 
家から抜け出した飼い猫がただ好奇心に駆られて水鳥に忍び寄り、狩猟本能を満足させるのかな?

このとき画面の左で、カモと思しき水鳥が暗い川面をスーッと下流に流されて行く様子がかすかに写っていました。(@2:02〜)
カルガモは警戒心がおそろしく強いので、忍び寄るネコの気配を感じて静かに離れて行ったのでしょう。
逃げる際にけたたましい警戒声を発しなかったのが意外でした。
あるいは暗闇で忍び寄る猫にカモが全く気づいてなかった可能性もあり、夜も寝ないで川面を気ままに遊泳している個体がいるのかもしれません。
カモ類の集団塒にトレイルカメラを設置して夜の様子を撮影するのも面白そうです。
夜は安全な中州に集結して寝るのかな?

※ ネコが遠い川岸に行ったシーンだけ動画編集時に自動色調補正を施して明るく加工しています。 


シーン3:3/14・午前6:14・(@2:50〜)
夜が明けて明るくなりました。
この日の日の出時刻は午前5:50です。 
早朝の川ではカルガモAnas zonorhyncha)の群れが遊泳しています。 
右に(川上に向かって)少し遡上した個体が、朝の水浴びを始めました。(@3:04〜) 
川面をスーッと横に移動して中州の方へ行く個体もいます。 
足の水かきで遡上しながら水流に対して体を少し斜めに向けるだけで、水流の力を利用して対岸へ楽に渡ることができるのです。(ベクトルの合成)
カヌーの経験者にはお馴染みの基本スキルです。 

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