2023/06/06

雷雨の夜に山林を飛び回るコウモリ【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2022年11月上旬・午後19:30頃 

山林の小径にある溜め糞場dをトレイルカメラで見張っていると、雨がぱらつく夜に高速で飛び回るコウモリが写りました。 
1/3倍速のスローモーションでリプレイ。 

強い風も吹いているようで、雑木林から落ち葉がハラハラと林道に舞い散ります。 
その後、一瞬だけ辺りが明るくなりました。 
雷(稲妻)が光ったようですが、音量を上げても遠くで低くゴロゴロ鳴っているだけで、落雷した音は聞き取れませんでした。 


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 
※ 音声を正規化して音量を強制的に上げています。 

誰彼構わず(♂にも)交尾を挑むベッコウバエのあぶれ♂

 

2022年11月上旬・午後10:30頃・晴れ 

湿地帯を囲むコンクリート護岸に残されたホンドタヌキNyctereutes viverrinus)の溜め糞場uを久しぶりに見に来たら、新鮮な糞が追加されていました。 
糞にたくさん含まれている黄色い粒は、未消化のトウモロコシのようです。 
この近くに飼料用のデントコーンを栽培する畑があったので、タヌキがそこで収穫後のトウモロコシ落ち穂を拾い食いしてきたのかもしれません。 
それとも、近所で生ゴミや残飯を漁ってトウモロコシにありついたのかな?

ベッコウバエDryomyza formosa)の♀♂ペアが交尾しながら口吻を伸縮させて獣糞を舐めていました。 
獣糞上を歩き回る♀♂ペアがバランスを崩して横倒しになり、ようやく♀の姿も見えました。
ベッコウバエは腹部の色で性別をかんたんに見分けることができます。 
♀の腹部は黒く、♂は黄土色で黄金色の毛が密生しています。 
よく見ると、♀にマウントした♂aは交尾器を結合しておらず、♂aは配偶者ガード(交尾後ガード)しているところでした。

やがて、あぶれ♂bが登場します。(@0:44〜) 
実は冒頭のシーンから溜め糞上に来ていました。 
糞塊をせかせかと歩き回り、交尾ペア♀♂aに正面から近づきました。 
そのまま交尾ペアの♂aにマウントしたものの、すぐに相手が♀ではないと気づいて自発的に離れました。 
交尾後ガードしている♂aがあぶれ♂bを撃退したようには見えませんでした。 

しばらくすると、更に別個体♂cが糞塊に飛来しました。 (@1:06〜)
1/5倍速のスローモーションでリプレイすると(@1:33〜)、腹背が黒くないのでcは♀ではなく♂と分かります。 
♂cが溜め糞に着地した瞬間に横に居たあぶれ♂bが反応して向き直り、正面から飛びつきました。 
背後からマウントしながら方向転換して体の向きを揃えたものの、交尾には至らず離れました。 
今回は飛びついた相手cが♀ではなく♂だと気づくのに少し時間がかかりました。 
飛びつかれた♂がヒキガエルのようにリリースコール(「離せ!」)を発音していたら面白いのですが、私の耳には聞き取れませんでした。
♂bに襲われた♂cは驚いて(嫌がって?)飛び去ってしまいました。 
失敗続きでも、あぶれ♂bはめげません。 
あぶれ♂bは苛々と翅を素早く開閉して黒い斑点模様を見せつけながら、再び交尾ペア♀♂aにアプローチしました。 
再度♂aにマウントを試みるも、誤認求愛と気づいて離れました。

ベッコウバエの♂は♀に対して儀式的な求愛行動をしないようです。(翅紋誇示が求愛なのかな?)
いきなり相手に飛びついて背後からマウントします。 
しかもベッコウバエ♂は周囲で動くハエには誰彼構わず飛びついて交尾を挑むことが分かりました。 
相手に触れてみて初めて性別が認識できるようです。 
♂同士の闘争で交尾中の♀♂ペアから♀を強奪することはありませんでした。 

2023/06/05

深夜の林床で居眠りする野ネズミの謎【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2022年11月上旬・午前2:40頃 

深夜の河畔林でニセアカシアの根元に野ネズミ(ノネズミ)が現れました。 
画面左上の赤丸の位置に注目して下さい。 
初めはキョロキョロと左右を見て警戒しているようでしたが、一箇所に留まって一体何をしているのでしょう? 
採食中なら後ろ姿でも動きでなんとなく分かるはずです。 

赤外線の暗視映像で白く光る目が次第にトロンと閉じてきました。 
採食活動や貯食行動に疲れて居眠りしているのかな?
休みたいのなら安全な隠れ家や巣穴に行くべきです。 
フクロウやテンなど夜行性の捕食者に襲われるリスクがあるのに、こんな無防備な場所で野ネズミが居眠りするとは驚きました。 
トレイルカメラの録画が1分間で終わってしまい、野ネズミが再び覚醒して立ち去るまで見届けられませんでした。

以下は聞きかじりの知識なのですが、トキソプラズマという寄生虫がいます(単細胞の原生動物)。
ネズミがトキソプラズマに寄生されると脳が冒され、天敵であるネコの尿に警戒感を示さず食べられやすくなるそうです。 
つまり、トキソプラズマに感染したネズミは自身の捕食者であるネコに対して恐怖心を抱かなくなるそうです。 
その結果、トキソプラズマは中間宿主のネズミから終宿主のネコの体内に移行、寄生することができるのです。 
これは寄生虫が宿主の行動を操作・干渉する一例として有名です。 

もしかすると、今回の野ネズミはトキソプラズマに感染して天敵への恐怖心が薄れてしまった個体なのではないかと勝手に妄想しました。
それとも、野ネズミが採食活動の合間にこうして断続的に短時間の居眠りをするのは、ごく普通のことなのでしょうか? 
(野ネズミは超ショートスリーパー?)

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 


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