2023/04/26

カモシカが眼下腺マーキングしたスギ落枝の匂いを嗅ぐ雨夜のニホンイノシシ♂

 



2022年10月中旬・午前4:09頃・気温12℃ 

里山のスギ林道に設置したトレイルカメラにニホンイノシシ♂(Sus scrofa leucomystax)が久しぶりに写りました。 
小雨がぱらつく夜明け前に林道を単独で右から登場すると、溜め糞場sで立ち止まりました。 
ホンドタヌキNyctereutes viverrinus)とニホンアナグマMeles anakuma)の糞便臭に気づいたようです。 

それよりも道端から目の前に突き出たスギの落枝にイノシシは興味を示し、鼻面を近づけて匂いを嗅いでいます。 
複数個体のニホンカモシカが最近この落枝の先端部に代わる代わる眼下腺を擦り付けてマーキングして行きます。 


カモシカよりも体高が低いイノシシは、落枝の先端には届きません。 
それでも嗅覚の鋭いイノシシはカモシカが10.5時間前(前日の夕方)に匂い付けした残り香を嗅ぎ取ったようです。 
少し迂回するように左へ立ち去りました。 

ここは野生動物が縄張り宣言で三種三様に匂い付けするホットスポットになっています。
タヌキ・アナグマの溜め糞やカモシカのマーキング跡に対抗するようにイノシシが縄張りを主張したり何らかのマーキングしたりする行動は見られませんでした。 

この個体は口から牙が少し覗いています。 
この牙のサイズは♂ですかね?(イノシシの観察歴が浅い私は、いまいち自信がありません) 
横から見る限り、下腹部に乳首はありません。 
後ろを向いてくれなかったので、股間の外性器は確認できませんでした。 



カラマツの樹皮を剥がして持ち去るシジュウカラの謎【野鳥:トレイルカメラ】

 

2022年10月下旬・午前10:20頃 

雑木林の林床で午前中にシジュウカラParus minor minor)がカラマツの根元を覗き込んでいました。 
このアングルではシジュウカラの性別を見分けられません。 
私が給餌したドングリは野ネズミが全て持ち去った後で、食べ残ししかありません。 
そんなドングリ餌場にシジュウカラは興味を示しませんでした。 
ドングリ(ミズナラ堅果)を中から食い荒らして育ったシギゾウムシの幼虫が蛹化するためドングリの外に脱出していたかもしれませんが、それも地中に潜り込みますし、おそらく野ネズミが見つけ次第捕食してしまったはずです。 

泥汚れの付いたカラマツの幹をシジュウカラがついばんでいるのは、微小のアブラムシなどを捕食しているのでしょうか? 
根元で強く湾曲したカラマツの幹から樹皮?の欠片を毟り取って左に飛び去りました。 
巣材集めにしては季節外れです。 
寒くなって越冬の準備で巣内に断熱材が必要なのかな? 
しかしスギの樹皮とは異なり、カラマツの樹皮はフワフワの繊維質ではないので、鳥の巣材に向いてるとは思えません。 
クモ♀(蜘蛛)が樹皮に産み付けた卵嚢を捕食した可能性もありそうです。  (追記参照)

※ 古い機種のトレイルカメラで明るい昼間に動画を撮ると、画面全体がピンク色に染まって点滅します。 
見苦しいので動画編集時に自動色調補正を施しました。

冒頭のシーンは明るい日中に撮った現場の状況です。
餌場に置いたドングリが見えます。
設置直後だけは昼間でもフルカラー(総天然色)で正常に写るのが不思議で腹立たしいです。 



【追記】
約2週間後に現場検証してみると、カラマツの根元付近の樹皮に小さなパッチ状のクモの巣(網)らしき構造物が幾つか付着していました。
これはヒラタグモUroctea compactilis)のコロニーですかね?





2023/04/25

夜中のドングリ餌場でザトウムシとニアミスした野ネズミ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2022年10月中旬 

シーン1:10/14・午前1:50 
カラマツの根元にドングリを置いた餌場に野ネズミ(ノネズミ)が来ています。 
次に持ち去るミズナラ堅果を選んでいる間に、ザトウムシの一種が餌場に向かって斜面を下から長い歩脚でえっちらおっちら登って来ました。 
ザトウムシが餌場にやって来たのは、ただの偶然でしょう。
暗闇で野ネズミと鉢合わせしたザトウムシは、慌てて左下へ逃げて行きました。 
野ネズミはドングリを咥えて右へ走り去りました。 

ドングリの方がザトウムシよりも栄養価が高そうですし、この場面で野ネズミがドングリを優先するのは理解できます。 
もしもドングリ餌場と関係のない場所でニアミスした場合、野ネズミはザトウムシを捕食(しようと)するのですかね? 
夜の森でザトウムシを狩る天敵がいるのかどうか、興味があります。 
天敵として脊椎動物(哺乳類・爬虫類・鳥類)・他の節足動物(昆虫・クモ・サソリ・ムカデなど)・扁形動物などが知られ[50][51][52][15]、あらゆる生物群(細菌・真菌・原生動物・条虫・吸虫・ハリガネムシ・ハチ・ダニなど)の病原体や寄生生物に宿主ともされる[53]。(wikipedia:ザトウムシより引用)

関連記事 ▶  
夜の雑木林で斜面を歩くザトウムシをコウモリが襲う?【トレイルカメラ:暗視映像】 
夜の泉に飛来するコウモリは岸のザトウムシを捕食するか?【トレイルカメラ:暗視映像】

ザトウムシは危険が迫ると歩脚を自切して逃げたり臭腺から忌避物質を分泌する仕組みを進化させたということは、捕食圧が高いはずです。


シーン2:10/15・午後18:16 (@0:22〜) 
翌日も同じ場所でザトウムシが夜に登場しました。 
左からやって来て餌場を横切り、斜面を右へトラバースして行きます。 
そもそもザトウムシは変温動物のはずですから、このときトレイルカメラがなぜ起動したのか不明です。 
恒温動物の野ネズミは画角内に来ていません。 

※ 動画編集時に自動色調補正を施して明るく加工しています。

ザトウムシは結構好きなので、いつかしっかり調べてみたいものです。
月面探査とか火星探査用のロボットにザトウムシ型のロボットを採用してくれないかな〜と勝手にロマンを抱いています。


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