2022/06/29

橋の下にシメ(冬の野鳥)

 

2021年12月下旬・午後13:05頃・晴れ 

雪国の河川敷は冬になると一面、深い雪で覆われてしまいます。 
ところが橋の下には雪がほとんど積もらず、枯れた草地が露出しています。 
そこに冬鳥のシメCoccothraustes coccothraustes)が1羽来ていました。 
枯れた草の茎に止まって周囲を油断なく見回しています。 
やがて少し飛ぶと、別の茎に止まり直しました。 
おそらく草の種子を食べに来たと思われますが、堤防路からカメラを向ける私を警戒しているのか、採食シーンを撮らせてもらえいませんでした。 
日差しが眩しくてカメラのバックモニターが見えにくく、枯れた草地でシメを見失ってしまいました。 

橋の排水口から巨大な氷柱から下に成長し、暖かい日中は水滴が滴り落ちています。

2022/06/28

トウモロコシの穂を持ち去り刈田に貯食するハシブトガラス(冬の野鳥)

 

2021年12月上旬・午後15:25頃・晴れ 

夕方の刈田で1羽のハシブトガラスCorvus macrorhynchos)が畦道に佇んでいました。 
足元の地面に置いていた立派なトウモロコシの穂を丸ごと1本横に咥えて飛び去りました。 
途中で合流した別個体も同じく嘴にトウモロコシを咥えて運んでいます。 
1/5倍速のスローモーションでリプレイ。 
トウモロコシの皮は全て剥かれており、どうやら近くの飼料用トウモロコシ畑から穀粒付きの穂を丸ごと盗んできたようです。 
私から充分に距離を取ると、畦道に各々が少し離れて着陸しました。 
安全な場所でトウモロコシの穀粒を啄んで食べるかと思いきや、再びトウモロコシを持って飛び去りました。 
少し飛んでは畦道に着陸、を繰り返して、私からどんどん遠ざかって行きます。 
私(ヒト)を警戒して逃げているというよりも、ご馳走を食べている姿を仲間に見られたくないのかな? (仲間に見つかると横取りされる?)
トウモロコシを持って一緒に逃げていた仲間からも離れたいようです。 

1羽は遂に刈田の端っこまで来ました。 
刈田に残された稲藁の下にトウモロコシの穂を丸ごと隠しました!  
後で食べるために餌を隠す貯食行動です。 
上に藁を被せて念入りに隠蔽しています。 

貯食が済んだハシブトガラスは空荷で飛び立ちました。 
そのまま流し撮りすると、近くの電線に止まり、嘴を足元の電線で拭いました。 
途中から別行動になったせいで、もう1羽の個体がトウモロコシをどこに隠したのか不明です。 
晴れているものの、山の影になった刈田はもう日陰です。

2022/06/27

ミールワーム幼虫は発泡スチロールを食べるか?【飼育67日目:10倍速映像】

 

2019年3月下旬〜5月下旬 

熊澤辰徳『趣味からはじめる昆虫学』という本を読んでいたら、面白い話を知りました。
チャイロコメノゴミムシダマシ Tenebrio molitor の幼虫(ミールワーム)は発泡スチロールを食べて分解できることが知られています。 (p123より引用) 
Yang, Yu, et al. "Biodegradation and mineralization of polystyrene by plastic-eating mealworms: Part 1. Chemical and physical characterization and isotopic tests." Environmental science & technology 49.20 (2015): 12080-12086.
wikipediaにも次のような記述を見つけました。
2015年には、ミールワームに発泡スチロールを食べて分解する能力があることが、スタンフォード大学の研究者チームによって発見された。発泡スチロールはミールワームの腸内微生物によって堆肥と二酸化炭素に分解され、排出されていることが分かっている[1][2]。
発泡スチロールは日常生活に欠かせない便利な素材ですが、使用済み発泡スチロールの処理が問題になります。
燃やすと有害なガスを発生しますし、不燃ごみとして埋め立てられると永遠に残り続けると考えられていました。
つまり、発泡スチロールは生分解性が無いと長らく考えられていたのです。
発泡スチロールを食べて分解できる生物がいるとしたら、画期的な発見です。
疑り深い私は、自分で実験してみることにしました。 

ありあわせの発泡スチロールの箱を切り刻んでタッパーウェア容器にぎっしり敷き詰めてから、ペットショップで購入したチャイロコメノゴミムシダマシTenebrio molitor)の幼虫(=ミールワーム)を約50匹投入しました。 
他には餌も水も一切与えていません。 
ちなみに、ミールワームには通常、おが屑のような「ふすま」(小麦を脱穀した残りカス)を与えて飼育します。

そのまま室内に放置して67日目の記録です。 
容器の蓋を開けてミールワームの活動を微速度撮影してみました。 
10倍速の早回し映像をご覧ください。 
死骸も少しあるものの、幼虫が未だ結構生き残っています。 
(画面に写っていませんが、ミールワームは光を嫌うので、発泡スチロールの床の下に潜り込んで隠れている個体が多数います。)
発泡スチロールを食べて育ったということでしょうか? 
もっと虫食い穴だらけになるかと期待したのですが、それほどではありませんでした。
辺りに散乱している粉末はミールワームの排泄した糞でしょう。
中央上部の個体が仲間の死骸の欠片をかじっています。 (共食いではなく屍肉食)
欠片が動くので食べにくそうです。 


 

↑【関連動画】
New Scientist:“Superworm” beetle larvae eat polystyrene, which may help recycle plastics

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