2021/02/05

オカワカメの花で獲物を待ち伏せするチョウセンカマキリ♀緑色型

 

2020年10月中旬・午後13:05頃・晴れ

民家のお洒落な庭に咲いたアカザカズラ(別名オカワカメ)の花穂に緑色型のチョウセンカマキリ♀(Tenodera angustipennis)が乗って辛抱強く獲物を待ち伏せしていました。 
ちらっとこちらを見てから、ゆっくり歩いて少し前進。 
カメラ目線になると偽瞳孔が目立ちます。 
緑色型のチョウセンカマキリはオカワカメの白い花や緑の葉に対してあまり目立ちません。 
ハナカマキリの攻撃的擬態(※追記2参照)ほど巧妙ではありませんが、一応、カモフラージュになっています。 

目の前のアカザカズラに訪花したハエ(種名不詳)を狩ろうと前脚の鎌を素早く伸ばしたものの、敏捷なハエは飛んで逃げてしまいました。 
狩り失敗の瞬間をまずは1/10倍速のスローモーションでご覧ください。(@0:56) 
続けて等倍速でリプレイ。 


狩りに成功する瞬間をハイスピード動画で記録したかったのですが、この日は時間的な余裕がなくて諦めました。
野外でカマキリの狩りの成功率はどのぐらいなのでしょう?
 
▼関連記事(1ヶ月前の撮影) 
チョウセンカマキリ♀がアレチウリの花で獲物を待ち伏せハナアブを捕食する一部始終


【追記】

この個体を初めはオオカマキリと思い込んでいたのですが、チョウセンカマキリと訂正します。 



【追記2】

小松貴『昆虫学者はやめられない: 裏山の奇人、徘徊の記』という本を読んで私が一番驚いたことがハナカマキリに関する「不都合な真実」です。

東南アジアに、ハナカマキリという有名なカマキリがいる。外見がランの花そっくりな姿をしており、(中略)このカマキリがランの花の上に止まって獲物を待つ写真が高頻度で掲載されている。(中略)実は、これらの写真は全部ヤラセと思っていい。(中略)

実際にハナカマキリが自然下でどう過ごしているかというと、花も何もない緑の葉上に、ただ無造作にいるらしいことが近年わかってきた。(p112〜113より引用)

写真家がヤラセに手を染める理由も詳しく書いてあって、さもありなん、と私は思いました。 


マリーゴールドの花蜜を吸うヤマトスジグロシロチョウ♀

 

2020年10月中旬・午前11:30頃・晴れ 

マリーゴールドの群落でヤマトスジグロシロチョウ♀(Pieris nesis)が訪花していました。 
翅を半開きのまま吸蜜しています。 
隣接する花へは飛ばずに歩いて移動しています。 
この組み合わせは初見です。 
『フィールドガイド 日本のチョウ』という図鑑のおかげで、スジグロシロチョウの仲間を私も見分けられるようになりました。
マリーゴールドの花弁を食害する?謎のイモムシ(蛾の幼虫)も居たのですが、撮影中は蝶に集中していて全く気づきませんでした。

2021/02/04

階段で毛繕いするニホンザルの家族

 

2020年10月上旬・午後15:25頃・くもり
▼前回の記事 
柿泥棒の野生ニホンザル♀が逃げた先は…【猿は渋柿を食べる?】
小水力発電所のダムの天辺にある小屋の屋根から逃げるニホンザル(Macaca fuscata fuscata)を撮り損ねてしまいました。 
おそらく、柿の実を食べた個体だと思います。 
カメラを左に向けると、GPS首輪を装着した個体がコンクリートの角に座ったままでした。 

鉄階段を別の3頭が1列縦隊で登って来ました。 
母親および子ザルの兄弟(姉妹)という構成の家族群のようです。 
階段の踊り場で寝そべると、母親から年長の子ザルに対して毛繕いを始めました。 
末っ子の子ザルは独りでウロウロしてます。 
撮影している私の背後の駐車場に車が入って来ると、警戒した子ザル2頭が踊り場の死角に身を隠しました。 
母猿は逃げなかったものの、背を向けてしまいました。 
さっきまで上のコンクリートの角に腰掛けていた個体(GPS首輪つき)が鉄階段を少し降りたところに座ってこちらを見下ろしていました。 
なんとなく家族群のお婆さんかと想像したのですが、個体識別した上で長期観察しないと血縁関係は分かりません。

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