2020/10/14

リョウブの花蜜を吸うサカハチチョウ夏型

 

2020年7月下旬・午後14:00頃・くもり 

里山を抜ける峠道の横に自生するリョウブの灌木で夏型のサカハチチョウ(Araschnia burejana)が訪花していました。 
半開きの翅をゆるやかに開閉しながら吸蜜しています。 
この組み合わせも初見です。

山腹に座って反芻・雨宿りするニホンカモシカ

▼前回の記事 
雨の山腹でクズやオニグルミの蔓・葉を採食するニホンカモシカ

2020年7月下旬・午後13:40〜13:45・小雨 

食後のニホンカモシカ(Capricornis crispus)は山腹の藪の中に潜り込んで座りました。 
オニグルミ?灌木やヨシの茂みの下で雨宿りするのでしょう。 
下草に隠れて体勢がよく見えませんが、脚を斜め前に投げ出して山腹の斜面に横たわっているようです。   
座った姿勢のまま、口をモグモグさせて吐き戻した食べ物の反芻を始めました。 
▼関連記事(9年前の撮影) 
野生ニホンカモシカの反芻行動

ときどき首を曲げて、右の腹を口で甘噛みしたり掻いたりしています。 
右後脚の蹄で右耳や顔の頬をガリガリ掻くこともありました。 
虫に吸血されて痒いのでしょう。 
背中の皮をピクピクと震わせて蚊を追い払います。(@4:30) 
これはヒトには出来ない芸当です。  

カモシカの毛皮が地味で目立たない保護色のため、カメラをズームアウトすると、どこに隠れているのか全く分からなくなります。  
カモシカが反芻を終えて立ち上がるまで長時間の微速度撮影をするのも面白いかな?と悩んだのですけど、雨天で断念。 
この日はあいにく傘を持って来ていなかったので、カメラを濡らしたくありません。

2020/10/13

ヤブガラシの花で吸蜜ホバリングするシタキモモブトスカシバ(蛾)【HD動画&ハイスピード動画】

 

2020年7月下旬・午後12:15頃・晴れ 

郊外の民家の庭先に蔓延るヤブガラシのマント群落でシタキモモブトスカシバ(Melittia inouei)が訪花していました。 
猛烈な勢いで羽ばたいてホバリング(停空飛翔)しながら口吻を伸ばして吸蜜しています。
吸蜜中は花に前脚を掛けていても、羽ばたきを止めません。 

花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:40〜) 
いつものように、シタキモモブトスカシバは停飛中に毛深い後脚を交互にゆっくり動かして宙を掻いているのが不思議です。 
吸蜜が済むと長い口吻をゼンマイのようにくるくると丸め、次の花へ向かいます。



【追記】
有田豊、池田真澄『擬態する蛾スカシバガ』という素晴らしい本で「行動の擬態」を扱った章を読むと、
オオモモブトスカシバやシタキモモブトスカシバはヤブガラシの花に飛来し、前脚を花にかけて空中で翅をはげしく動かし、ホバリングしながらセイヨウミツバチやマルハナバチ類のように後脚を「く」の字に曲げて交互に動かして、吸蜜しながら花から花へと移動して行く。飛翔しながら後脚を「く」の字に曲げて交互に動かす行動は、ミツバチ類やマルハナバチ類とまったく同じである。 (p74より引用)

更に、欧州産のスカシバ大型種とモンスズメバチの羽音のオシログラフを調べるとよく似ていたそうです。

羽音が捕食者に対してどのように伝わっているかは分からないが、すくなくとも人の耳にはほとんど同じに聞こえる。(p74より)

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