2019/12/02

イエネコ♂(キジ白)が縄張りに放尿マーキング



2019年7月下旬・午後17:45頃

川沿いの住宅地の道をキジ白のイエネコFelis silvestris catus)が散歩していました。
コンクリートの縁石の上を伝って真っ直ぐに歩いています。
後ろ姿の股間に睾丸があるので、去勢されていない雄猫♂と分かります。
縄張りをパトロールしているようで、立ち止まると生け垣の茂みに放尿マーキングしました。
しばらく歩いてから民家の家庭菜園を囲む防鳥ネットの匂いを嗅ぎ、尻を向けると再びおしっこをスプレーしてマーキングしました。
遠くから動画を撮っている私に気付いても、少し睨んだだけで歩くペースは変わりませんでした。

このような毛皮の模様をキジ白(ブラウンタビー&ホワイト)と呼ぶのだそうです。

【参考サイト】:猫の柄(模様)はどんな種類があるの?毛色の名前や性格なども解説
私は家で猫を飼ったことがないので、未だ色々と知らないことばかりです。


イエネコ♂:キジ白@散歩

エンジュの花で採餌するムナカタハキリバチ♀の羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】



2019年8月上旬

民家の庭にそびえ立つエンジュの大木で全身黒ずくめのムナカタハキリバチ(別名スミゾメハキリバチ)♀(Megachile willughbiella sumizome)が忙しなく訪花していました。
吸蜜している蜂の腹部下面のスコパには黄色い花粉を満載しています。

あまりにも忙しなく飛び回るので目が回りそうです。
1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみましょう。(@1:32〜2:33)
マメ科植物に特有の蝶形花に毎回、正当訪花していました。

次は240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。
1/8倍速のスローモーションをご覧ください。(@2:34〜)
花に止まって吸蜜中は羽ばたきを止めています。
次の花に飛んでいる間に見事なホバリングを披露してくれました。
空中で左右の脚を互いに擦り合わせて身繕いしていました。
訪花中に体に付着したエンジュの花粉を前脚→中脚→後脚と順に送っているようで、最後は後脚にまとめた花粉を腹部下面のスコパ(花粉刷毛)に擦り付けています。
空中で長い舌も出し入れしています。

花の盛りは過ぎているようで、蜂が止まった花ごと滑落することがありました。(@8:12)
そんなアクシデントがあってもスミゾメハキリバチ♀は羽ばたきを再開して空中で姿勢を立て直し、掴んでいた花を離して、次の花へ向かいます。
エンジュの木の下には大量の落花が散乱していて白い絨毯のようになっていました。


ムナカタハキリバチ♀(スミゾメハキリバチ♀)@エンジュ訪花採餌
ムナカタハキリバチ♀(スミゾメハキリバチ♀)@エンジュ訪花採餌

2019/12/01

ニホンザル♀がクリ樹上で自慰行為



2019年7月下旬・午前6:50〜6:55

山麓林縁のクリ(栗)樹上で若いニホンザル♀(Macaca fuscata fuscata)が横枝に横たわっていました。
体を掻いたり欠伸したりと非常にくつろいでいます。
左手で股間を掻いているのは自慰行為でしょうか?(@0:29)
それともデリケートゾーンが痒くて掻いていただけかな?
私をチラチラ見下ろしているものの、羞恥心や罪悪感とは全く無縁です。

その後は寝転んだまま暇潰しに樹皮を引っ掻いていましたが、採食というほど本気ではありません。
(食べ物の少ない冬になるとニホンザルは樹皮をかじって食べます。)

しばらくすると起き上がり、クリの枝に座っていました。
私を不思議そうに見下ろしながら頻りに体を掻いています。
このとき股間に陰核(クリトリス)が一瞬見えたので♀と確定しました。
睾丸はありません。


さて、野生ニホンザルの自慰行為は報告されているのでしょうか?
ネットで検索してみても、意外に情報は少ないようです。
『ニホンザルにおける稀にしか見られない行動に関するアンケート調査結果報告』という論文がヒットしました。
2008年にニホンザルの研究者約40人にとったアンケート調査の中で、稀にしか見られない性行動として

7. ♂のマスターベーション(ペニスいじり)
8. ♀のマスターベーション(クリトリスいじり)
という質問項目が含まれていました。
これを尋ねるということは、野生ニホンザルの自慰は研究者でもなかなか見られない行動のようです。
これをまとめた結果が2011年に報告されており、全文PDFが無料公開されていました。

中川尚史; 中道正之; 山田一憲. ニホンザルにおける稀にしか見られない行動に関するアンケート調査結果報告. 霊長類研究, 2011, 27.2: 111-125.
少し長くなりますが、♀の自慰行為に関する部分を引用します。

メスのマスターベーション(クリトリスいじり)は,嵐山,勝山,高崎山で合計 6名が観察していたが,純野生個体群からは屋久島の1名のみであった。その結果,餌付け個体群と純野生個体群の観察頻度の差が 50%を超えたが,餌付けと関連する理由が見当たらない。「雌がその生殖器を何かにこすりつける」マスターベーションは,古くから地獄谷で記載があるが(Enomoto, 1974),調査票には「クリトリスいじり」というかなり限定した定義を併記してしまった。限定したのは,雌間のマウンティング時にみられる自身の生殖器を自身の尾や相手の背中,さらには相手の生殖器にこすりつける行動(Vasey & Duckworth,2006)とは区別して,明らかなマスターベーションだけを抽出したかったためであったが,回答者により従来の定義と限定的な定義のどちらに基づいて解答するかが一致せず,今回たまたま限定的な定義に基づく回答者が純野生群の研究者に多かったせいかもしれない。
私が観察したのは餌付け群ではなく、純野生群です。
じっくり時間をかけて群れに近づき、何時間もついて歩いたら、自然な行動を色々と見せてくれてラッキーでした。



ニホンザル♀@クリ樹上+右横臥休息
ニホンザル♀@クリ樹上+体掻き

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