2019/03/14

三毛猫が夕暮れの原っぱで毛繕い



2018年10月上旬

日没後の暗い原っぱで三毛猫を見つけました。
カメラを夜景手持ちモードに切り替えて動画撮影してみます。

座った姿勢で自分の前脚を舐めています。
毛繕いが済むとゆっくりと立ち去りました。
こちらを振り返った顔の鼻筋がとても白く、まるで光っているように見えました。


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


三毛猫♀@夕暮:原っぱ

2019/03/13

飛べ!アカホシテントウ

アカホシテントウ2@カキノキ葉裏
アカホシテントウ2@カキノキ葉裏
アカホシテントウ3(別々の葉に1匹ずつ)@カキノキ葉裏
アカホシテントウ@カキノキ葉裏+scale
アカホシテントウ:腹面@捕獲+擬死

2018年10月上旬

カキノキの葉裏で見慣れないテントウムシを多数見つけました。
ナミテントウの2紋型かと思いきや、よく見るとアカホシテントウ(別名アカボシテントウ;Chilocorus rubidus)という種類でした。
同じ葉に2匹が身を寄せ合うように並んでいることもありました。
(じっとしているだけで、交尾中ではありませんでした。)
テントウムシの群れというと、ナミテントウなどが集団越冬のために集結する例が思い出されます。
しかし越冬するには未だ早い気もしますし、そもそもカキノキは冬になると落葉してしまいます。

不思議に思いつつ調べると、アカホシテントウはカイガラムシ類を捕食して育つのだそうです。
カイガラムシに疎い私は気づきませんでしたが、このカキノキはカイガラムシによる吸汁被害が大きく、アカホシテントウは大量の餌に誘引されたのでしょう。
それとも、アカホシテントウの成虫が同時期に一斉に羽化したのかな?
ちなみに、数日後に同じカキノキを見回りに行くと、なぜかアカホシテントウは1匹も見つかりませんでした。

このカキノキが植栽されている場所は、あまり日当たりが良くありません。
果実は未熟で、ようやく少しだけ黄色味を帯びてきたところです。



こうした生息情報の記録もそれはそれで興味深いのですが、動きが無いことには動画ブログのネタにはなりません。
一時捕獲した個体を持ち帰り、マクロレンズで接写してみました。
擬死(死んだふり)から覚醒したアカボシテントウは、プラスチック容器の壁を登り切ると翅を広げて飛び去りました。
飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
歩行中に短い触角を細かく震わせて(高速で上下動)目の前の状況を探っている様子も印象に残りました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


2019/03/12

柳でイモムシを捕食するツツドリ(野鳥)



2018年10月中旬

溜池の畔にある柳(種名不詳)の梢に見慣れない鳥が止まっていました。
胸に独特の縞模様があり、カッコウの仲間か小型の猛禽類か迷いました。
この季節(秋)にカッコウなんて…?と不思議に思いつつ図鑑で調べると、カッコウ科のツツドリCuculus saturatus)でした。

柳の葉に居た黄緑色のイモムシ(種名不詳)を目ざとく見つけたツツドリは、すかさず捕食しました。
幼虫が暴れても構わずに丸呑みすると、食後は嘴を目の前の枝に擦り付けます。
その後すぐ下の小枝に止まった赤トンボに対しては、捕食行動を起こしませんでした。(@1:15)

どうやらツツドリは私に望遠レンズで撮られていることを嫌がっている(警戒)ようで、柳の枝伝いに少し下りて茂みの陰に隠れてしまいました。(池の向こうに飛び去ったかも?)
ツツドリと言えば特徴的な鳴き声が有名ですが、撮影中には全く鳴きませんでした。
余談ですが、柳の小枝のあちこちに丸い虫こぶが見えます。

帰宅後に図鑑で調べると、夏鳥のツツドリが秋になって渡去する途中だったようです。
蛾の幼虫(イモムシ、毛虫)を好んで食べるそうです。

高木清和『フィールドのための野鳥図鑑:野山の鳥』でツツドリの生態を調べると、

春と秋の渡り期は、公園の雑木林や桜並木に毛虫を食べにくる。
食性:昆虫類、幼虫(主に蛾類)(p38より引用)


一方、叶内拓哉『山渓フィールドブックス4:野鳥』によると、

(ツツドリは)夏鳥として渡来。
樹上でガの幼虫などの昆虫を食べる。小鳥類の好まない毛虫も食べる点にカッコウ類の特色がある。
春秋の渡りの時期には、市街地の公園などでしばしばカッコウ類が見られるが、その多くはツツドリである。(p237より引用)


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

つづく→柳にツツドリ(野鳥)



【追記】
餌食となった幼虫を映像から同定できるほど細かな特徴がよく見えないのですが、柳を食す緑色のイモムシということで、例えばコムラサキの幼虫などが候補として考えられます。
現場近辺の柳の灌木で同時期にトビネオオエダシャクの幼虫を見かけましたが(映像公開予定)、今回のイモムシには縞模様が無いので除外できます。


ツツドリ(野鳥)@柳梢+?(蛾)幼虫捕食

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