2018/09/27

柳の葉を舐めるヒメスズメバチ♀



2018年7月中旬

湿地帯に生えた柳(種名不詳)の灌木でヒメスズメバチ♂(Vespa ducalis)のワーカー♀が飛び回っていました。
獲物を探索する探餌飛翔かと思いきや、ときどき葉の表面を舐めていました。
すぐに飛び去ってしまったので、後半は1/10倍速のスローモーションでリプレイ。

この湿地帯で私がこれまで柳の葉を舐める行動を観察した昆虫を列挙すると、クロマルハナバチコガタスズメバチモンスズメバチセグロアシナガバチスズバチハグロケバエです。

アブラムシの排泄した甘露が葉に付着しているか、それとも柳には花外蜜腺があるのか、どちらかだと思うのですが、どうやったら真相を突き止められるのか分からないでいます。
近くにアブラムシのコロニーが見つからないのです。
甘い樹液が葉に滴り落ちた可能性も考えてみましたが、それなら独特の発酵臭がするはずですし、スズメバチは幹から樹液が滲むスポットを直接目指すはずです。
とりあえず、この柳の種類をご存知の方は教えて下さい。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


2018/09/26

羽化終了後に蛹便を排泄するキアゲハc

▼前回の記事
羽化の途中で蛹便を排泄してしまったキアゲハb【10倍速映像】


キアゲハの飼育記録(2018年)#7



2018年7月中旬

朝(6:45)様子を見ると、プラスチック容器内の隅に作られた帯蛹cからキアゲハPapilio machaon hippocrates)の成虫cが羽化していました。
蛹化してから8日目の早朝でした。
抜け殻にしがみついた状態で翅伸展は既に完了していたものの高さがギリギリで、後翅の尾状突起が容器の底につかえて窮屈そうです。
終齢幼虫cはそれを見越してここで蛹化したのだとしたら、驚異的な予測能力ですね。
幼虫自身の体長を基準にして高さを測定したのでしょうか?

キアゲハ成虫cに割り箸をそっと差し出すと素直に登ってくれました。
広い空間でのびのびと翅を伸ばし、緩やかに開閉して乾かします。

キアゲハc@羽化(翅伸展)後



午前9:07、室温30.3℃、湿度59%。
止まり木でじっとしているキアゲハcが腹部をヒクヒクさせてから、白っぽい液状便を勢い良く大量に放出しました。
羽化後の翅伸展が無事に終わったので、不要になった体液を蛹便(羽化液)として排泄したのです。
排泄の瞬間、腹部が急激に収縮し、真下に向けていた腹端をやや前方に屈曲させました。
それまで膨満していた腹部が少し収まったようです。

キアゲハc蛹便(羽化液)@ティッシュペーパー

予め真下に敷いていたティッシュペーパーが羽化液で汚れました。

透明な液体成分と白い尿酸成分から成ることが分かります。
特に悪臭はしません。
幼虫時代に摂取した水分を羽化するまで蓄えていたのです。


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

つづく→#8:キアゲハにスポーツドリンクを与えてみる




以下の写真は帯蛹から羽化した後の抜け殻です。
キアゲハc羽化殻:側面@方眼紙
キアゲハc羽化殻:側面@方眼紙
キアゲハc羽化殻:背面@方眼紙
キアゲハc羽化殻:腹面@方眼紙
キアゲハc羽化殻:腹面@方眼紙
キアゲハc羽化殻:尾端@方眼紙

ツタの花蜜を吸うキイロスズメバチ♀



2018年7月中旬

コンクリートの塀を覆い尽くしたツタ(蔦)の群落でキイロスズメバチVespa simillima xanthoptera)のワーカー♀が何匹も訪花していました。
蔦の花は花弁も無く葉に隠れて地味に咲いているので、予備知識がなければ咲いていることに全く気づかないでしょう。
ツタの花で吸蜜する蜂は是非とも撮りたかったテーマなので、このところ開花を待ちわびて近所のツタ群落を見て回っていたのです。
ツタはヤブガラシやノブドウなどと同様に(これらは全てブドウ科)、夏の間スズメバチ類がよく集まる人気の花です。
その理由は、花の作りが単純で舌が短い種類の蜂でも花蜜を容易に舐められるからです。

たまにキイロスズメバチ同士が空中で出会うと小競り合いになるのですけど、そのシーンは上手く撮れませんでした。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


キイロスズメバチ♀@ツタ訪花吸蜜
キイロスズメバチ♀@ツタ訪花吸蜜
キイロスズメバチ♀@ツタ訪花吸蜜

ツタ花
ツタ花
ツタ花
ツタ花・全景

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